じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

サイコロに頼るか

2019-11-04 19:32:59 | 日記的雑談
「子曰く、吾十有五にして学に志す、三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る、六十にして耳順う、七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず」

誰でしたっけ、こんな有り得ないことを宣ったのは・・・孔子様、でしたかね❓

まっ、聖人君子の考えたことなんてのは凡夫の中でも抜きん出た凡夫の私には無縁といいますか、分かりたいと欲しても無理なんでありましょう。

それが証拠に毎日惑っておりますし、50歳をとっくに過ぎたのに天命は知らず、60を過ぎても耳順は無く、それどころか日々ますます頑固になる始末であります。

いや、孔子様が宣った「惑う」ってのはバカな私には抽象的すぎていったい惑う対象はなんなのか、なんてことを思っちまうのであります。

ずーっと若い頃は何にでも惑いまくった訳であります・・・特に女性の色香には惑いましたなぁ~

いや、今にして思うと女性の色香に惑える若さは良いものであったなぁ・・・なんてことを思う訳です。

で、今惑うことといえば、アマゾンで買うか楽天で買うか、なんてことな訳でして・・・まっ、半分は冗談ですが。

なんと申しましょうか、マジで語れば、自分が惑うのはいつの事態でも「生き様」であります。

いや、先に茶化した「耳順」も突き詰めれば「生き様」につながる訳でして、人様の意見に素直になれるなんてのは私に言わせると、己も軟弱になったな、迎合するのか、てな気分になる訳であります。

で、近頃時々考えているのは「いつまで働くか」であります。

いや、バイトも植木屋も順調でして、日銭に困ることの無い贅沢なジジイ生活を送っている訳です。

が、しかし、こんだけ働くと天下無敵に丈夫だと思っていた自分の身体も簡単にガタがくる今日この頃なわけであります。

そーすると、働いて銭を稼いで悦に入っているうちに死んじまうかも知れねぇ~ぞ、なんて暗い気持ちが襲ってくるのであります。

身体能力を時間で切り売りして銭に置き換えるしか手の無い我は、いわゆる労働者な訳であります。

労働の対価として差し出すのは労力と時間でありますが、この歳になると時間はそのまま「寿命」に直結だと思う訳であります。

いや、平均寿命が81歳ですから早い人はもっと早い訳であります。

で、まっ、平均まで生きると予想しても残りは16年であります。

しかし、今の身体能力を持って81歳でポックリ逝くはずは無く、今日を含めて日々弱りつつその日を迎える訳であります。

だとすれば、労働などしている暇は無い・・・ムフフなことやウフフなことのできる可能性がある今こそ根性を据えて遊ばなければならない、と思うんであります。

まだジジイになる以前、自分がおっさんだった頃、アジア各地の路地裏を這いずるように歩き回っていた訳です。
フィリピンで30円で買ったゴム草履を履いてタイに行き、それがすり減るまで歩き回り、少し高い50円くらいのゴム草履を買ってベトナムに行ったりしていた訳であります。

いや、だめだ・・・考えがまとまらない。

かくなる上は、人生の大一番で何度か世話になったサイコロに決めてもらおうか❓


大倉ダムの太平洋側


大倉ダムの日本海側

いや、植木屋が早く終わったんでさっさと家に戻り日没と追いかけっこ的にバイクに乗った訳であります。

どーしても乗りたくていつものダム周回コースを1時間ほど・・・これが楽しかった訳です。

で、青い空を見ていたらどーしても猿岩石ごっこがしたくなり、仕事をどーすっかなぁ~と、考えた訳であります。

やっぱしサイコロだな、これは。




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充実と驚きの1日

2019-11-04 16:21:32 | 日記的雑談
いや、あれです・・・バイトが休みの日は本業の植木屋の仕事なんですが、近頃はどっちが本業なんだか怪しいといいますか、よく分からない事になっている訳であります。

で、今日はとても良いお客さんでして・・・私の良いお客さんの基準は簡単でして、支払いの時に気持ち良い人であります。

いや、仕事のアレコレなんてのはキツかろうとユルかろうとドーでも良いのであります。

と、言うよりも下見した時点で決まっていることですからお値段以上も以下も無い訳であります。

で、さっさと仕事をしまして、昼前にはとっと飯を食べに行くのが決まりなんですが、本日は中華でありました。

本日の現場は仙台市内でも由緒正しい旧市内でして、我が家地方のように一昔前は宮城郡宮城町芋沢・・・なんて辺鄙だった外様とは違うのであります。

なので現場近くの飲食店なども地下足袋に作業服でドカドカと入って「おう、安くて早くて美味いもの一丁」なんて雰囲気では無いのであります。

で、自分はその昔ここの近くに住んでいたので多少の記憶がありまして、あそこに庶民的な中華屋があったな、と出掛けたわけであります。


黄色い看板のお店です

いや、店に入ってややビックリでありました。
扉を開けて聞こえた声は「いらっしゃいませ」では無く「いらしゃぁませ~」風のご挨拶だったのであります。

いや、その昔は日本人のラーメン屋だったんだがなぁ・・・記憶違いかなぁ~と。

で、お水を持ってきてくれた女性もほぼ似たようなイントネーションでして、これは本場の人のお店であるな、とピンと来た訳であります。

で、私は油淋鶏定食780円(税込)を頼みまして、盛さんはラーメンと麻婆豆腐のセット800円を頼んだ訳であります。

私は少し前に麻婆豆腐でえらい目に遭っていたのでその選択は無かったんですが、しかし、朝からステーキなど食べていたものですから・・・あっ、嘘を言ってしまいました・・・昨夜の残り物のコロッケでした。

いや、コロッケが胃袋に残っていて胸焼けする感じなのであります。

そんな訳で油物は避けたく、油淋鶏定食にした次第であります。

いや、いやいや、唐揚げ定食と違って油淋鶏は大丈夫なんですぜ・・・気のせいですけど。

で、盛さんが麻婆豆腐を一口食べた瞬間に顔色を変え私を睨んだのであります。
そして「やいジジイ、これ食ってみろ」と丼を差し出したのであります。

しかし私は麻婆豆腐は恐怖の対象なのでお断りすると「いいからまずは食ってみろ」と強く勧める訳であります。

仕方が無いのでほんのちょっと口に入れたんですが、山椒は利いているのに暴力的な刺激では無く、ほのかな甘みもあって美味いのであります。

ムムムッ、と思ってさらに大きな一口を噛み締めますと・・・辛いんですが暴力的とか刺激的な感じでは無く「うまぁ~」と自然に口から漏れる味なのであります。

で、自分の注文した油淋鶏も相当なものでして、これは米の飯よりもビールが合うな、なんて感じでガシガシと食べたのであります。

レモン汁の風味なんでしょうか、さっぱりした酸味の醤油味が細かく切ったネギと絡まってパリパリの油淋鶏を引き立てるのでありました。
で、鶏肉の下には大量のキャベツの千切りがありまして、これが箸休めになってか、油ギッシュを和らげ飽きること無く食べられたのであります。

で、うまいうまいと食べていたら盛さんが「ジジイ、ザリガニ食ったことあるかぃ」と問うのであります。

で、答えて私・・・北海道で茹でザリガニを口にした記憶はあるけれども、味その他は覚えていないと言った訳であります。

そしたら盛さん「ザリガニ、半分ずつ食うべし」と言いつつ、壁へに貼られた能書きと写真を指差すのでありました。


塩茹でザリガニ 250g 600円

いや、食いたいとは思わなかったんですが話の種には一口かじっても良いかと思い「ん、いいよ」と答えた訳であります。

まず、養殖のザリガニと違って天然物は・・・淡水の生息域の雰囲気がそこはかとなく漂うといいますか、はっきり言って泥臭いであります。

いや、泥鰌や鯰が平気な人ならなんとも無いんですが、慣れない人には少し気になる香りかもしれませぬ。

で、スパイシーな醤油ベースのソースが添えられているのでそこに浸して食べれば臭みは消えます。

で、盛さんが「頭から喰ったらドーだんべ」と挑戦したんですがその後しばらく無口だったことから推測すると、恐らく相当ダメな感じだったのでありましょう。

いや、盛さんは少々のものなら平気な人なんで、あそこまで無口の時間が長かったということは、相当生臭かったか泥くさかったか・・・ついでに言うと噛み砕けないほど固かったと思うのであります。

で、2匹3匹と食べ進むうちにコツを掴みまして、ザリガニは尻尾の身だけ食べればなんとかなると分かった訳であります。

さらに、背ワタを抜いたら泥臭さが全くなくなることも分かり、我々はザリガニの食べ方をほぼ完璧に習得したのであります。


これは食べ殼です

いや、そもそもさして大きくも無いザリガニ・・・はっきり言って食うところはほとんど無いのであります。

食べ殼の写真を見ていただくとわかるんですが尻尾のところ以外は原形を保っている訳でして、言って見れば、一匹から小指の先ほどの身が取れる感じであります。

どーでしょうか・・・話せば長くなるので端折りますが、環境保護や自然保護と中華料理店のコラボで出来上がった未来志向のメニューなんだそうであります。

塩茹での他に胡椒風味のソースやら、中華風13種のスパイスで炒めたザリガニなど、数種類ありました。

しかし・・・また食べるかと問われたら、はっきり言って否であります。



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