内川の保証も金銭

松中の年俸が半減の２億円になることが報じられた。
もっぱら二軍の四番として鎌ヶ谷や上富田にも出かけ、一軍には序盤と終盤に顔を出しただけの今年の状況を考えると妥当というか、これでも多すぎるぐらいに思ってしまうのだが。
来年も良くて代打要員の松中よりも、ひょっとしたら勝ちパターンの中継ぎ陣が一人流出する恐れのあったこちらの記事のほうが来年のホークスにとっては重要だと思っていたが。

内川の補償は金銭＝プロ野球・横浜(時事通信) - goo ニュース

ライオンズに引き続き、ベイスターズも金銭を選択した。
若手左腕がほしいと言っていたベイスターズだが、神内、小椋（若手ではないが）あたりがプロテクトされていたのだろう。
いっそのこと確実に漏れていたはずの松中と思ったが、そこまでの勇気は持っていなかった。

ともあれ、年も押し迫って横浜への転居が頭にちらついていた選手たちにとっては朗報、もしくは移籍で活躍の場が得られると考えていた選手にとっては「ああ・・・」といった感じか。
とりあえず、一人は取られると思っていたところが金銭で終わったわけで、ホークスフロントの勝利といってよいだろう。

ただ、ベイスターズがだれを狙っていたのかも「？」だ。
４月に吉川と交換で井手を獲得した。
守備がうまくないにもかかわらずセンターを守らせていたが、いつの間にか代打、そして二軍落ちした。
直後に金沢と交換でオリックス入りした荒金がレギュラーの座をつかんだのと対照的。
尾花監督と今シーズンで退任したが島田コーチ。
ホークスをある程度知っている首脳陣にも関わらずチョイスが下手だった。
だから３年連続９０敗だと言われればそれまでだが。