最大の劇薬

ロッテ、角中逆転２ラン＝プロ野球・ソフトバンク―ロッテ(時事通信) - goo ニュース

初回に内川の犠牲フライで先制点をプレゼントしてもらったホークス先発山田だが、どうにも調子が悪い。
コントロールがつかないし、そのせいかこわごわ投げているように見える。
２回表、ホワイトセルにレフト前に打たれた後角中にライトスタンドに放り込まれた。
なおもサブローを歩かせ、青野に送られさらなるピンチ。
しかし里崎、今江を三振に斬って取った。
この当たりからだんだん調子が上がっていき、時折ピンチは作るものの７回まで投げ切った。

しかしマリーンズ先発グライシンガーの出来はその上をいくものだった。
手元で動く変化球にバッターのタイミングが合わない。
２回以降、チャンスらしいチャンスがなかった。
強いて挙げれば８回裏、先頭のアレンが来日初ヒットを打った場面。
しかし続く柳田がセカンドゴロダブルプレー。
８回の表、サブローのタイムリーで１点取られていなければ作戦は変わっていたはず。

もどかしさの残る試合終了後に発表された小久保の引退。
チームにとってこれ以上ない劇薬ではある。
これでどう動くのか、どう変わっていくのか、そして小久保がチームに何を残すか、じっくりと見ていきたい。