田無の万華鏡 (旧名田無の日記帳)

西武新宿線の急行が鈍行になってしまう街、井口資仁を生んだ街、田無に住んでるカオスな人が野球について語るブログ。

吉岡引退

2010-12-30 00:45:55 | 野球
吉岡が引退の文字を見た。
えっ、吉岡ってイーグルスを戦力外になってそのまま引退していたのでは?
と思ったが、メキシカンリーグで2年間プレーしていたことを知った。

日本にやってくる外国人選手の供給源として、また戦力外になった外国人選手の行き先としてメキシカンリーグの名前を聞くことは多い。
しかしその様子が知られることは余りない。
ただ、グラウンドの状態、長距離バスでの移動、物が頻繁に飛んでくる観客のマナーなどから苛酷な環境のリーグであることは聞いている。

昨年、ホークスを戦力外になったドラフト1位のピッチャー山村がメキシカンリーグ挑戦を口にして日本を立ったが、数ヶ月で舞い戻ってきた。
その地に順応できるかが、遠くに球を飛ばす、また速い球を投げることと同じぐらい能力として要求される場所のように思える。

そんな場所で2年間も吉岡はやっていたのだ。
メキシコでも燃え尽きたということでの現役引退。
彼もまた、プロ野球選手としては数少ないほうに当たるやりつくしての引退といえるだろう。

先ほど、年末恒例のプロ野球を戦力外通告になった選手達の特集がテレビで放映されていた。
通常ならば、行き先が決まったということで安どの表情を浮かべる選手と家族の映像で終わるのだが、今年はホークスを戦力外になった吉川が野球選手を引退するものの、進路がまだ決まっていないところで終わった。

独り身であるか、所帯持ちであるか、そして家族環境。
もちろん金稼ぎなのだからこれまでの貯蓄も大いに絡んでくる。
大幅な減酬を承知で吉岡はメキシコに渡った。
それが出来ればいいのだが、それが出来ない選手も多いだろう。

吉岡の、吉川のプレーをテレビや球場などで見た身としては、どのような環境であれ、本人が納得できる(納得しなければならない状況もあるかもしれないが)環境で生活できるようであれば良いと思う。
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