田無の万華鏡 (旧名田無の日記帳)

西武新宿線の急行が鈍行になってしまう街、井口資仁を生んだ街、田無に住んでるカオスな人が野球について語るブログ。

ベテランの口動と主砲の悲壮感

2007-06-09 02:06:59 | 野球
2軍降格中の吉井がトレード志願(日刊スポーツ) - goo ニュース

大ベテラン、オリックスの吉井が先発で投げさせてくれるチームならということでトレードを希望しているらしい。
レベルの低い(苦笑)セリーグ相手の試合でも通用しなかったのに、よく言うわと思うけど、本人にはまだ先発でやれるという気持ちが十分にみなぎっているのだろう。

何を今更という気が個人的にはするし、多くのファンや球界関係者も同じ気持ちだろうが、それを覆すだけのものを見せてくれるのかどうか、そしてそれを見られるチャンスは来るのか。

ところで吉井を見捨てたオリックス、昨日は甲子園でタイガースとの対戦。
交流戦前大型連敗を食らっていた頃はいい球を持っているのに生かしきれず不用意に投げた球を痛打されていた平野佳だが、今日は全く危なげないピッチング。
1-0の最少得点差ながら、このまま9回まで進むのではと思っていたが、8回の鳥谷のバントが守備妨害とみなされるや岡田監督が20分はあっただろうか、猛抗議を行い挙句の果てに暴言を吐き退場。

これでリズムを崩したか平野は8回で降板、9回はリリーフ陣が打ち込まれつかみかけていた勝ち星をフイにしてしまったが、これだけのピッチングができたことは平野にとっても大きな自信になったはずだ。


広4-6ソ(8日) ソフトバンク、終盤に逆転(共同通信) - goo ニュース

8回の表、4-4の同点。2アウト2、3塁。
バッターボックスに立つ小久保の表情がこれまでに見た事がないほど悲壮感を漂わせていた。

2連敗中のチーム。

2連敗という言葉だけを取れば大した事ないじゃないかと思われがちだが、いつの間にか脅威の連勝を続けるファイターズ、マリーンズの後塵を喫する事になってしまったホークスにとってこれ以上の連敗は我慢できない状況。

この小久保の悲壮感は空回りすることなく、レフト前への決勝2点タイムリーにつながる。

ゲームセットの瞬間、この試合から復帰した川とハイタッチをする小久保の表情は数十分前の表情からは一変、笑顔に満ち溢れたものに変わっていた。
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