野球のリスク回避

選手も球団もてんでばらばらでてんやわんやでしっちゃかめっちゃかな感じになっているセリーグの３月２５日開幕騒動で、ついに国から通告が出た。

文科省がナイター自粛要請＝２５日開幕のプロ野球セに(時事通信) - goo ニュース

そりゃ東京でのナイターは、繰り返しになるが批判の声が圧倒的になるのは目に見えている。
自分も反対だ。

セリーグ、いやナベツネが頑なに東京ドームでのナイターをごり押しするのは、ジェットコースターからの転落事故で遊園地の営業が中止になり、ただでさえ経営が悪化していたところでドームでの試合が中止になるとさらに経営に悪影響が出る株式会社東京ドームの状況を見てのものといわれる。

確かに都内、ラーメン屋も居酒屋も普段より客の入りが悪く、ガラガラの店は多い。
この状況が１ヶ月も続けば、つぶれる店、失業する人は出るだろう。
ただ、一企業の状況を優先して多くの人々の生活を優先する。
イメージ的には東京ドームでの開催はそんな風に感じる。

一方、イーグルスは当面の活動拠点を関西、神戸中心に定めた。
親会社、監督の縁、そして何よりも本拠地に近づくことさえままならない状況があってのことだが、判断に的確さを感じる。監督は４月１２日の開幕に備えるとコメントしている。

巨人がキャンプを張る宮崎は３万人収容、公式戦開催経験のある球場だ。
非常事態のために、遠方に仮住まいを構えることが出来るよう準備をしておくことも、これからの球界には求められるのかもしれない。