田無の万華鏡 (旧名田無の日記帳)

西武新宿線の急行が鈍行になってしまう街、井口資仁を生んだ街、田無に住んでるカオスな人が野球について語るブログ。

麻布十番温泉消える

2008-03-22 21:28:24 | その他
麻布十番温泉が今月いっぱいで廃業する事になった。

今でこそ後楽園から豊島園から小平の小川から深大寺に至るまで東京のいたるところから温泉が湧き出しているが、そんな温泉たちよりもずっと前から営業し続けてきた麻布十番温泉。

お湯は重曹泉、地下500メートルから湧く茶褐色の湯というから当ブログでも以前取り上げた大田区の多摩川の岸辺にある六郷温泉と同じ系統、東京の城南部に古くから沸くタイプの温泉といえる。

一度目の前まで行った事があるのだが、ちょうど定休日では入れなかった。
銭湯タイプのお風呂があり、その上に大広間があってビールを飲んだりカラオケを楽しんだりできる。
古くからあるタイプの温泉レジャー施設といったところだろう。

この麻布十番温泉、東京に温泉そのものが少なかった頃は賑わっていたのだろうが、利用客の減少、設備の老朽化、そして後継者がおらず、廃業する事になったという。

確かに古びた感じの温泉だったし、そして入湯料1260円は高すぎる。
麻布十番という場所代込みなのかもしれないが、今東京近郊のあちこちにある温泉の相場は800~900円といったところだ。

東京近郊のあらゆる場所にできた温泉同士の競争に負け、閉じる事になった麻布十番温泉。
今はできたばかりできれいピカピカな各地の温泉たちも、その後のメンテナンスを怠れば、麻布十番の二の舞という可能性は十分考えられる。
何せ温泉、水を大量に使う建物だけに各部の腐食は普通の建物よりもはるかに早いから。
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