麻生太郎総裁候補と住民ディレクター

　総裁選挙もいよいよ明日となり二人の候補がしょっちゅうテレビに出ているので性格がだんだんわかってきたと思う。意外と福田さんのあっさりしてる生真面目さが麻生さんとの対比で面白がられているところもあると思う。いわゆる女性の言葉で言うと「カワイイ」ようだ。もともと気さくな麻生さんは？見ている限りでは相変わらずユーモアを交えてマイペースだが、ここ数日は結構険しい顔になっている。テレビはこういう空気は隠せないものだ。
　ところで実は私は麻生さんが総務大臣の頃、山江村の住民ディレクター横山さんを伴って大臣室に訪ねていったことがある。ちょうど山江村が全国で初めて９時間のインターネットライブを行ったときのことだ。山江村では毎週３時間のネットライブを３週間続けてトータル９時間の発信をしたのだが、このとき協力してくれたIT企業の社長のご縁で会うことができた。すでに山江村では山江村民テレビというインターネットTVを運営していた。この９時間ライブは村民TVの特別企画として村民手作りを目指して村内１６地区全地区から住民ディレクター方式で情報発信してもらった。
　この頃、私はよく総務省に呼ばれて住民ディレクターについて取材されたり、委員会への事例報告を依頼されていた。そういうこともあって山江村の住民ディレクターは総務省では結構知られていたので麻生大臣の応援メッセージをお願いした。総務省での協力者の後押しもあって実現したのが写真の総務大臣にインタビューだ。二人で大臣室に入っていったが麻生さんは終始にこやかで結構山江村や住民ディレクター、村民TVについて事前にレクチャーを受けているようだった。大臣からの質問も当を得ていたし、気さくな性格で村民TVの中身にも結構ズバリと突っ込んでこられた。
　今、地方、地域のことは麻生さんの領分で、地方からも期待する空気があるがこのあたりは実際にそういう感覚は持っておられる感じがした。宰相吉田茂首相のお孫さんで漫画やアニメ、秋葉のオタク文化にも精通していることですっかり若者を中心とする庶民肌もPRされている。最近私自身も秋葉原と住民ディレクターの合性のよいことがわかってきたので、麻生さんと再びどこかで出会うかもしれないなあとも思ったりする。