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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

松陰の志と高須久子の色恋哲学。

 第17回「花燃ゆ」追走番組は女囚高須久子に注目します。

 江戸送りの前日に牢番の計らいで家族と過ごした松陰が野山獄に戻り久子に弱音を吐きます。「大丈夫じゃろか?最期まで私は私でいられるじゃろか?」久子は牢の外に座っていてそっと手を差し伸べ松陰の手に触れて言います。「人とはこれでございます」。

 大河ドラマを見てない人のために書きますが、「これ」というのは松陰の手の甲にそっと触れた久子の手をいいます。つまり「人とはこの温もりです、体温です」、といってるとわたしはドラマを見ていて感じました。しかも女と男が触れる温もりです。この瞬間、松陰の目は少年のような驚きを表してます。いい演出です。

 学問一筋、しかも実践することにひたすら生きてきた松陰は彼女のいないまま最期の時までひたすら志を実現する時を追い続けた人でしょう。その松陰と対照的に「人とはこれでございます」と死に向かう男にさりげなく男女の色恋こそ人の本来の姿ですよ、と手の温もりで諭すようにやさしく送る久子、志と色恋がひとつになる瞬間です。

 死に向かう松陰にとってはすでに何万遍のありがたい言葉や、学問、哲学よりも久子の手の温もりが江戸送り、井伊大老との対決などの時の志を支えたであろうことは十分想像できます。毎回言ってますが、自分が松陰の立場であれば・・・、もっと不安に苛まれるでしょう!!?その時久子のような女性が「人とはこれでございます」とそっと手を置いてくれたら・・・、さて?あなたはどうしますか?

 今回の「花燃ゆ」追走番組は久子の色恋人生哲学に迫りたいとおもいます。

*「花燃ゆ」追走番組の放送はこちら



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