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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

カメラマンではない理由。住民ディレクターの実像に迫る!(2)

 ディレクターの仕事は何と行っても目に見えない企画を最終的に番組というカタチにすることです。そのプロセスで企画を実現する為のスタッフに的確な指示をすることです。スタッフ全員がそれぞれの持ってる力を100%以上出せる為の環境作りが必要です。番組そのものの演出もしますが、スタッフやゲスト全員が楽しくやれる環境を演出することがとても大事な仕事です、テレビはグループワークです。

 いくら優秀なディレクターでもスタッフの力がないといい番組はできません。番組はスタッフ、参加する出演者の総合力で出来上がるのです。ここが「住民ディレクター」の「総合的な企画力」につながります。「カメラマン」は撮影を専門にします。レンズを覗くと人はその世界に入り込んでしまいます。ディレクターのようにいつも全体を見てられません、レンズの中の世界に集中して行きます。住民「カメラマン」ではなく住民「ディレクター」なのは、映像をうまく撮ることよりは全体のチームをまとめてリードする力がまちづくりのリーダーシップに繋がるからです。少なくとも6人の動きをいつも見ながらカタチの無いものからカタチにしていく作業がまちづくりに役立つからです。その力を一気に短縮してパワーアップできる手法が「番組作りの経験」でした。

 映像は「映像」と「音」と「文字」で構成され「映像」にも現場の映像、編集してからの映像、インタビュー、アニメ、ドラマ、コンピューターグラフィックなどいろんな表現方法があります。音にも現場の川のせせらぎ、鳥の声、車が走る音、人の声、など素材はいっぱいあります。それを使う能力も番組作りという経験は短期間にパワーアップができます。そして何よりもディレクターは番組を通して「何を伝えるのか」を常に反芻しながら目標においています。

 伝えたいことが明確でないとチームを率いてどんどん動けないのです。コンセプトの無い地域づくりの事業が長続きしないことは多くの方が経験されているはずです。とりあえずではなく、普遍的に求められる事業の目的、成果にしっかり焦点を合わせられるかどうか?表現力、人たらし(口説き)力?!。それがまちづくりの大きな力になります。その人間力を身につけるにも番組作りのプロセスが確実に力になって行きます。

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