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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

真っ黒、まっちが往く。

 真っ黒に日焼けした男が二人、まくしあげた腕も逞しい。久しぶりに兵庫県佐用町へ行ってきました。左の人は佐用町の住民ディレクター番組の生みの親で水害時も対策本部で活躍された「まっち」こと久保さんです。佐用に通いはじめた2008年の秋以降わたしがしばしばホームスティさせていただいてました。右は久崎という水害の被害が一番大きかった地区の自治会長さんです、この日その後の地区の様子をまっちに案内してもらっていました。全くアポなしで歩いたのですが久保さんには見事に声がかかります。いつも良く歩き回っているのがわかります。いろんな人が顔を見ると近づいてくるからです。

 自治会長さんも立ち止まってくれて近況や最近の課題などを熱く語っておられました。一言に要約すると人はなかなか動いてくれないということでしょうか。被災後やるべきことは色々とあって意見は出るがいざそれをやろうとなると人が動かない。結局自分がやらざるを得ない。そこで最近は提案者にまずはカタチを求めるようになった(集まりを開くとか紙に書いて提出するとか)ということなどを話されていました。ひとつの地区の話ですがきっと町全体に共通することではないかと歩いていて感じます。

 町全体のことを考える防災対策室長になった久保さんのところには山ほど懸案、課題があつまっていると思われます。それをこうして歩き回って聞くことは大事ですが次々と素早やく解決するならまだしも多くは溜め込んでしまう状況だと推測します。コトはそう簡単には動かないので。そのまっちさんと6日に神戸のある集まりで講演をしました。被災時のケーブルテレビ活用の実践例を話してほしいとのことで久しぶりにマスコミ関係の方ともゆっくり話しました。
 阪神淡路大震災があっただけにここでは災害に対応する仕組みはやはり他所よりもぐっと多様です。考えること多しでしたが、同時に佐用が今やれることも見えてきました。福祉、予防医療で模索している東峰村モデルと同じく佐用では防災モデルでしょうし、佐用チャンネルというケーブルだけではなく神戸、大阪のマスコミや防災組織との連携を提案できると考えています。


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