東京はいい天気だ。さわやかな風が吹いている。捕鯨反対のシーシェパードの創業者のポールワトソンがデンマーク政府によって逮捕されている。身柄を日本に引き渡すかで欧米では少し問題になっている。フランスのマクロン大統領も日本への引き渡しには反対と表明した。欧米では、身柄引き渡しが政治問題になりつつある。そもそも私は日本の捕鯨には反対だ。今の日本人が鯨肉を食べるのはほとんどない。時折、テレビ通販でくじらの缶詰めを販売しているのを見たが、高い値段だ。鯨は高級食品になっている。日本人で最近1年間で鯨を食べた人は1%以下だろう。どこの肉屋、魚屋でも鯨肉を売ってない。これでは鯨肉を食べるのは文化とは言い難い。一部の鯨肉愛好家と鯨料理専門店だけの世界で、鯨文化を強調するのは無理がある。日本は現在も捕鯨をやり続けている。種類は限定されている。数も制限されている。水産庁の鯨が増えて魚を食べるから、魚がいなくなるという主張は根拠がない。すべての海洋生物、水産物は人間が食べるだけに存在しているわけではない。日本は鯨肉を食べなくても十分に動物性たんぱく質を取れている。戦後の食糧難の時代に安い鯨肉は日本人のたんぱく質需要をまかなった。今は鯨を取らなくても、十分に食べ物はある。膨大な食べ物が捨てられているのだ。日本でも鯨は観光資源になり始めている。海の中で泳ぐ鯨を見るのは、食べるより健康的であり継続的にお金をもたらす。もうかる商売だ。日本の捕鯨には反対です。鯨を捕鯨銛で殺し、船上を血だらけにして解体するのは、多くの日本人には哀れみの感情を起させるでしょう。かわいそうでしょう。