先日行われた国連人権理事会の専門家の記者会見は、日本に何のさざ波も起こさなかった。被害者数が数百人もいるのに、今のところ警察が捜査を始めるとか、厚生労働省が被害を調査するとかの行動は起きてない。被害者達が顔出し、名前を公表して訴えているのに、日本社会の反応は鈍い。松野官房長官は法的拘束力がないと無視しづけている。ジャニーズの性虐待問題だけでなく、入管収容者への虐待問題でも国連から日本政府は何度も注意を受けている。この問題にも日本政府は無視だ。今回の専門家の記者会見では、人権上のリスクにさらされている人々についても言及している。女性、LGBTQ、障がい者、先住民族、部落、労働組合,技能実習生などだ。国連の人権理事会は良く日本の実態を見ている。日本人だって知らない事が多い。部落差別なんて都市部の人は知らないのではないか。江戸時代の悪習が未だ存在しているのだ。先住民族と言えばアイヌだ。北海道で和人が入植する前から住んでいる人々だ。今も差別に苦しんでる人々がいるのだ。就職でアイヌとわかったら解雇されたり、結婚で相手がアイヌとわかったら破談されたりしている。国連人権理事会がなぜ外国人記者クラブで会見したのか多くの日本人、日本政府は理解してない。人権状況を改善しなさいとの警告なのだ。日本政府は、昔から日本には日本のやり方があると、国連の警告を無視し続けている。日本の国境は海だ。日本人の心の壁も海なのだ。日本は、世界とインターネットでつながっていると思われてるが、日本人だけの独特の社会を形成している。閉鎖的な国で人権状況を改善させるのは難しい。あなた自身が人権侵害を受けるかもしれないのだ、日本では毎日、女性の性被害が報告されている。取り締まりの警察官まで加害者になる事も多い。肌の色、国籍、セクハラ、パワハラ、いじめ、膨大な人権侵害が日本には存在している。日本人の意識を変えないと、状況は良くならない。ジャニーズ性虐待事件では、数百人もの被害者がいるのに、マスコミの追及ももう一つだ。警察も動かない。被害者が受けた心の傷に寄り添わなければいけないだろう。被害者はすごく苦しんでいる。日本の人権感覚は驚くほど鈍い。これで日本の国連常任理事国入りなんて訴えている。人権後進国の日本が常任理事国入りなんて誰も認めないだろう。日本の開国はいつになるのだろう。