Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

鏡作坐天照御魂神社(2021年2月28日参拝)

2021年04月18日 | 神社
奈良県には相当古い神社仏閣が多いけど、
崇神天皇6年という何年前なのか全く分からん年に創建された古社があります。

崇神天皇6年は紀元前92年という、
とてつもない年代を重ねた神社が鏡作坐天照御魂です。

鏡作坐天照御魂と書いて「かがみつくりにますあまてるみたま」と読みます。
読みにくいわ~。(笑)


所在地:奈良県磯城郡田原本町八尾816
御祭神:天照国照彦火明命、石凝姥命、天糠戸命
御神体:三神二獣鏡
創建:崇神天皇6年(紀元前92)
社格:式内大社、県社


【由緒】


上代人が己ガ魂の宿るものとして最も崇啓尊重した鏡類を製作鋳造することを業としていた鏡作部が、
この地一帯にわたって住居し御鏡(天照国照彦火明神)並びに遠祖(石凝姥命)を、
氏神として奉祀したのが当神社であって古来鏡鋳造鋳物元祖の神として尊崇信仰されている。
 
第十代崇神天皇のころ三種の神器の一なる八咫鏡を皇居にお祀りすることは、
畏れ多いとして別の所にお祀り致し(伊勢神宮の起源)更に別の御鏡をおつくりになった。

その神鏡を八咫鏡をお造りになった石凝姥命の子孫鏡作師が、
この地に於いて崇神天皇6年9月3日に鋳造した。

それを内侍所の神鏡と称するがその鋳造に当たって斌鋳せられた像鏡は、
之を天照国照彦火明命と称えてお祀りした。
これが当社の起源である。

御祭神は中座に天照国照彦火明命であり右座は鏡作の遠祖石凝姥命、
左座は天糠戸命を祀り申し上げている。


【鳥居】




立派な鳥居です。

鳥居右手に無料駐車場がありました。


【参道】



【鏡石】




石の真ん中に〇の窪みがあり、
鏡を磨きあげる工程で実際に使われていたようです。


【三神二獣鏡】


古代の朝廷や貴族の人々にとって、
己の魂が宿るものとして最も崇敬したのがこのような鏡類。

こちらの三神二獣鏡は鋳型製作の為の金製原型と推測されています。


【鏡池】



【手水鉢】



【祓所】





【拝殿】





【狛犬】





【境内社】















【本殿】







【金比羅神社】





【若宮神社】





【神饌所】



【会館】



【鐘楼堂】






まさか神社で鐘楼堂を見るとは。

鐘楼堂の中に入れるようです。


【鐘楼】


廃仏毀釈により廃寺となった飯趣山神宮寺聞楽院のもので、
第二次世界大戦の時に金属類回収令によって供出させられたが、
終戦とともに潰されずに戻ってきたそうです。

ファイト一発出来ますが、
近隣に住宅が多いので止めておきました。

最近は残念なことに近所迷惑になるようですから。


【梵字】




これは梵字だよなぁ。
サに見えるがこれいかに。


【社務所】


御朱印はこちらでいただけますが、
コロナなのでピンポン押さず撤収。

なかなかいい神社で参拝して良かったです。


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