ニライカナイへの憧れ

沖縄への思いを自分なりに綴った日記

ホントウニトモダチ?

2011-04-01 | 問題

決して忘れてはいけない日、というのは沢山ありますが。
1945年4月1日もそのひとつ。
米軍が沖縄本島へ上陸した日。

さて、
米海兵隊による被災地支援「トモダチ」作戦。

被災地支援には感謝したいと思いますが
どうも私は素直に米海兵隊をトモダチと呼ぶことが出来ません。

三陸沖で被災地支援にあたっている原子力空母「ロナルド・レーガン」について
米海軍のラフェッド部長は「アフガニスタンでの戦闘に参加予定だったが
人道支援に切り替えた。」と上院歳出委員会小委員会の公聴会で述べたとか。

アフガニスタンを攻撃しに行こうと本当は思ってたんだけど
日本が地震で大変そうだからそっち助けるわ~・・・って。何か矛盾していませんか?

普天間飛行場からは地震発生から数時間以内で人道物資などの輸送に着手。
第31海兵遠征部隊(MEU)を被災地に派遣。
出動命令から12時間以内に、C130輸送機とCH46輸送ヘリコプター各8機が
普天間飛行場を飛び立ち迅速に対応。
アモス総司令官は以上のことから普天間飛行場の重要性を訴えた、と
産経ニュースに掲載されていました。

ああ、やっぱりそう来たか・・・って感じですね。
メア氏の発言問題もこの地震でかき消されてしまった感もあり。
それとこれとは違うでしょって話しです。

支援の為に飛ぶ飛行機なら「いってらっしゃい!」と手を振ることが出来ても
戦争に行く為に早朝・深夜問わず、卒業式の最中にまで爆音をたてて飛び立つ戦闘機に
トモダチだからと言って手を振ることが出来るでしょうか??

沖縄県内の方々からも色々な形で支援頂いているのに。
日本国民全員で「こころをひとつ」にしたいのに。

66年間、日本で戦争はおきていないけれど、その間M7クラスの地震は全国で50回以上もありました。
自衛隊の人数を増やすのではなくて、訓練の内容をもっと災害支援にシフトして行く方が
日本の為にも他国の為にもなるような気がしているのですが。

「じゃあ日本をどうやったら守れるんだ!」と言う人ほど
中国や韓国を差別している人が多いような気がします。
今の若い世代はお互いにそんな偏見持っていませんよ。
未だに偏見持っている人が政治家の中にもいるのかと思うとゾッとします。

米海兵隊だってそもそも災害支援目的で存在しているわけではないですし。
隊員個人としては本当に助けたい一心で活動している方も多いと思うんですけどね。
原発がこんなになっているのに原子力空母でって所も皮肉な話し。

思いやり予算は2010年度1881億円。
今までの総額は3兆円超。(見えているお金だけで)
全て国民の税金。
こんな状況で11年度以降、幾らトモダチに支払うのか?
どっちが支援しているのやら・・・。

今回、首都圏で何気なく使っている電気も福島などから送られている事を
初めて知った人も少なくないはずです。私もそのひとり。
自分達の為に犠牲になっている土地があり、人がいること。
TVの中の話しではなく、そこに生活している人がいるということ。
原発も基地も危険だとわかっていながら・・・。
原発は「絶対に安全!」基地は「抑止力だから!」って言葉に騙され。。。

「ただちに健康に影響する値ではない」=「数年後は癌になるかもしれません」
「災害支援の為にも沖縄に基地は必要です」=「アメリカにとって都合のいい取引」

メアさん曰く、日本人と話す時は本音と建前に気を付けなければならないそうですから(毒)

効率のいいもの、都合のいいものほど脆弱であることを今回学んだはずです。
間違いを正すのは一人一人の力。
子供達に明るい未来を!