昨日、東松山市にある「原爆の図 丸木美術館」へ行って来ました。
こちらの美術館で「OKINAWA~つなぎとめる記憶のために~」の展示が催されていると
NHKのニュースで知り、足を運んでみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/38/8f4886f8e5f5c4667002634b61001718.jpg)
美術館の下には美しい都幾川のせせらぎが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/ff/493934fe8745a6fb2a2221a568c1f13e.jpg)
開館の9時に到着したので、館内には私だけ。
順路通りに進んで行くと、まずは常設の「原爆の図」が展示されていました。
作者の丸木俊、丸木位里ご夫妻の事は何も知らずに行ったのですが
「原爆の図」を見て、小学校の図書室で読んだ「ひろしまのピカ」の記憶が蘇りました。
絵からは全身全霊をかけて描き上げた、丸木夫妻の魂が感じられます。
それはもの凄いエネルギーです。
1階へ下りると正面に美しい紅型が展示されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/9b/e288a25dfe1167305f67b4162b21f78a.jpg)
ここから「OKINAWA~つなぎとめる記憶のために~」企画展。
米軍普天間基地の一部を返還させた土地にある佐喜眞美術館。
丸木夫妻の「沖縄戦の図」を展示しているその佐喜眞美術館の協力により
沖縄の芸術家たちの作品が展示されています。
本当に綺麗な紅型です。
照屋勇賢作:結 You-I
しかし近づいて良く見てみると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/35/11546ed485c2d78f90ea61f4e2eb5c06.jpg)
ジュゴンが泳ぐ海の上に、米軍のヘリコプター。
パラシュートで降りてくる米兵などが表現されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/db/2695dfdbe172653d025c6167e5b76401.jpg)
本来、美しい自然や花の姿が表現される紅型。
しかし、作者は「こんな自然が今の沖縄のどこにあるのか?」と問いかけ
現代の沖縄が抱える政治的緊張を捉えてみせたとのことです。
仲里安広作:Key Stone (要石)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/b2/00a1b05fe69df687636e078149135fb4.jpg)
この作品は、とても大きいのですが色々な仕掛けが施されています。
パッと見ただけでも作者の表現したい想いが伝わるのですが。
重なり合った絵の一番下には薄く世界地図が描かれており
日の丸の中心部分に沖縄が位置しています。
星条旗のストライプ部分は1945年からの沖縄の歴史を箇条書きにした文字で
埋め尽くされています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/47/fe4c98298f6ebef6e47dba4bc58481be.jpg)
見逃してしまいそうなのですが、国旗と国旗の隙間には
沖縄の歴史の写真と有刺鉄線が。
様々なメッセージが込められた作品です。
展示物の脇ではチビチリガマでの体験を島クトゥバで語るVTRも流れていました。
衝撃的な絵や写真が沢山展示されていました。
涙が溢れ、手を合わさずにはいられませんでした。
悲惨な戦争の絵を見るのは勇気がいるし、嫌がる人も居るかもしれませんが
沢山の人に見て欲しいし、見なければならないと思います。
感想ノートには沖縄からいらした方の感想もありました。
今回、この丸木美術館を訪ねたことを一言でまとめることができません。
色々な事を感じました。
本展のパンフレットの冒頭に書かれていた一文です。
『「原爆の図」を描き、戦争とは何かを生涯かけて問い続けた丸木位里・丸木俊夫妻が
最後にたどりついた場所。それが沖縄でした。
丸木位里は、「沖縄を描くことがいちばん戦争を描いたことになります」
という言葉を残しています。』
原爆の図 丸木美術館
↓↓
http://www.aya.or.jp/~marukimsn/index.htm
「OKINAWA~つなぎとめる記憶のために~」
7/10日まで。
こちらの美術館で「OKINAWA~つなぎとめる記憶のために~」の展示が催されていると
NHKのニュースで知り、足を運んでみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/38/8f4886f8e5f5c4667002634b61001718.jpg)
美術館の下には美しい都幾川のせせらぎが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/ff/493934fe8745a6fb2a2221a568c1f13e.jpg)
開館の9時に到着したので、館内には私だけ。
順路通りに進んで行くと、まずは常設の「原爆の図」が展示されていました。
作者の丸木俊、丸木位里ご夫妻の事は何も知らずに行ったのですが
「原爆の図」を見て、小学校の図書室で読んだ「ひろしまのピカ」の記憶が蘇りました。
絵からは全身全霊をかけて描き上げた、丸木夫妻の魂が感じられます。
それはもの凄いエネルギーです。
1階へ下りると正面に美しい紅型が展示されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/9b/e288a25dfe1167305f67b4162b21f78a.jpg)
ここから「OKINAWA~つなぎとめる記憶のために~」企画展。
米軍普天間基地の一部を返還させた土地にある佐喜眞美術館。
丸木夫妻の「沖縄戦の図」を展示しているその佐喜眞美術館の協力により
沖縄の芸術家たちの作品が展示されています。
本当に綺麗な紅型です。
照屋勇賢作:結 You-I
しかし近づいて良く見てみると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/35/11546ed485c2d78f90ea61f4e2eb5c06.jpg)
ジュゴンが泳ぐ海の上に、米軍のヘリコプター。
パラシュートで降りてくる米兵などが表現されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/db/2695dfdbe172653d025c6167e5b76401.jpg)
本来、美しい自然や花の姿が表現される紅型。
しかし、作者は「こんな自然が今の沖縄のどこにあるのか?」と問いかけ
現代の沖縄が抱える政治的緊張を捉えてみせたとのことです。
仲里安広作:Key Stone (要石)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/b2/00a1b05fe69df687636e078149135fb4.jpg)
この作品は、とても大きいのですが色々な仕掛けが施されています。
パッと見ただけでも作者の表現したい想いが伝わるのですが。
重なり合った絵の一番下には薄く世界地図が描かれており
日の丸の中心部分に沖縄が位置しています。
星条旗のストライプ部分は1945年からの沖縄の歴史を箇条書きにした文字で
埋め尽くされています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/47/fe4c98298f6ebef6e47dba4bc58481be.jpg)
見逃してしまいそうなのですが、国旗と国旗の隙間には
沖縄の歴史の写真と有刺鉄線が。
様々なメッセージが込められた作品です。
展示物の脇ではチビチリガマでの体験を島クトゥバで語るVTRも流れていました。
衝撃的な絵や写真が沢山展示されていました。
涙が溢れ、手を合わさずにはいられませんでした。
悲惨な戦争の絵を見るのは勇気がいるし、嫌がる人も居るかもしれませんが
沢山の人に見て欲しいし、見なければならないと思います。
感想ノートには沖縄からいらした方の感想もありました。
今回、この丸木美術館を訪ねたことを一言でまとめることができません。
色々な事を感じました。
本展のパンフレットの冒頭に書かれていた一文です。
『「原爆の図」を描き、戦争とは何かを生涯かけて問い続けた丸木位里・丸木俊夫妻が
最後にたどりついた場所。それが沖縄でした。
丸木位里は、「沖縄を描くことがいちばん戦争を描いたことになります」
という言葉を残しています。』
原爆の図 丸木美術館
↓↓
http://www.aya.or.jp/~marukimsn/index.htm
「OKINAWA~つなぎとめる記憶のために~」
7/10日まで。