五月乃家

へい、ご案内!(某師匠のHPをパクってみました)

三遊亭鬼丸真打披露公演@さいたま市文化センター

2011年05月03日 | 落語
去年の9月から始まった真打披露公演の最後は浦和で。
いつもチャリで行く図書館の隣にあるホールです

『桃太郎』三遊亭歌扇
『蜘蛛駕籠』柳家花緑
『代書屋』柳家権太楼
『天皇陛下初めて落語を聴く』三遊亭圓歌
=仲入り=
口上
紙切り:林家正楽
『唖の釣り』三遊亭鬼丸

歌扇さんが小憎らしい金坊でほどよく会場をあたため、
花緑さんが駕籠かきやお客のやり取りで会場を沸かせ、
ゴン様がテッパンのでぇしょ屋で大爆笑を巻き起こし、
圓歌師匠の懐かしいエピソードに場内「うんうん」うなづきまくり。
この噺は1年に1回くらいしかやらないって言うのはお約束(笑)
ついこの前もそう言ってどっかでやってたけどね。

そうそう、最近ゴン様のだいぶ昔の録音の代書屋聴いたんだけど、
今の方が断然パワーがある還暦過ぎて大病もしてるのにスゴイなー
しかし、今日はこの公演が2回あって、夜は鈴本でトリでしょ。
身体大丈夫かしら・・・とついつい心配になってしまいます。

そして、口上では花緑さんが進行役で、
正楽師・鬼丸さん・圓歌師・権師と並び、
右端に座ってた私はゴン様側でラッキー
なんでも、鬼丸さん憧れの師匠なんだそうです。
「真打双六は上りがない」っていうコメントが印象に残りました。
あれだけの人気者になっても、いまだにそういう気持ちで
落語に取り組んでいるんだなぁ・・・とちょっと感動。
もう真打だから上りだ!って思ってるような人はダメですね。

正楽師の口上という珍しいものも聞けました。
紙切りのときと同じ、飄々とした調子が可愛かった
歌之介さんの自伝を読んだばかりだったので、
圓歌師の口上にもなんとなくホロリ・・・。
それにしても、なんであんなにツヤツヤなんでしょ

鬼丸さんの「唖の釣り」面白かったです。
与太郎もバカっぷりと、七兵衛のパントマイムが
こういうバカバカしい噺から、人情噺まで、
オールマイティな憧れのゴン様に近づくべく、
真打として成長していってほしいと思います~。

金棒と鬼と、1人だけまぎれてる鬼丸鬼があしらわれてる手拭い。