アラビア半島は、かつて3つの地方に分けて呼ばれていました。
サウジアラビアを中心とした、砂のアラビア。
シリア・ヨルダンを中心とした、岩のアラビア。
そしてイエメンは幸福のアラビアと呼ばれていました。
緑が多く、交易の中心として栄えた幸福のアラビア。
ジブラに行くには、イッブという町で乗り合いタクシーを乗り換える必要があります。
たいてい乗り場は一箇所に集まっているのですが、サナア-イッブの乗り場と、イッブ-ジブラの乗り場は少し離れているのです。
正確には「いたのです」でしょうか。ジブラ行きの乗り場が見つからず、地図もない町で困っていたら親切な人が声をかけてきてくれました。
「着いて来い」と言って、僕を乗り場まで案内してくれ、移動時に使ったバスの代金まで払ってくれたのです。
そして帰り道。
サナア行きの乗り場を探してると、またまた親切な人登場。
バイクに僕を乗せ走り出します。
走ります。走ります。あれっ、まだまだ走ります。
着いたところは、5Kmほど離れた本線道路との合流点。
「礼はいらないぜ」と走り去っていく彼。
くぅ~、かっちょいい。
※一番上の写真の人です。
観光の町ジブラを見た観光客の多くは、イッブを素通りしてタイズへ行ってしまいます。
サナア-ジブラ日帰りだった僕も、イッブにいた時間はわずかだったけど、幸福のアラビアを一番強く感じることが出来た町だったのでした。
幸福のアラビア…素敵ですね。
幸福ってゆとりがあることなのかな。
しみじみ、私ってゆとりないな~と反省して、
なぜか子どもの頃大好きだった童謡「月の砂漠」とおじいちゃんからもらって読んでいた恐ろしく古いアラビア物語の本を思い出しました。
ん?私、潜在的にアラブが好きな子どもだったのかも?!
前に山手線でインド人の女の人に「**駅に行きたい」って聞かれたけど、口で説明してあげただけ・・・日本人にとっても分かりづらい地下鉄の乗換えなのに。帰るだけだったんだから連れて行ってあげれば良かった・・・と後悔しました
アラブ圏行くと今の自分の生活反省すること多しです。。。
日本と異なった歴史や景色、建築物や文化を体験するのも旅の楽しみですが、こういった人との関わりこそ旅の醍醐味かもしれません。
幸せ気分や優しさは伝染するからaonumaさんもどこかで人に幸せを与えているかも知れませんね。
かっこいい素敵な男性としてイエメンのブログに載っているかも!?
しかも幸福のアラビアで幸福を貰うなんて幸福過ぎです(^^)
幸せの国に住む人たちらしいかっこよい大人達ですね。
困っている時に手を差し伸べられると惚れますぜぇ~。
私もそういう人にならなきゃ♪
行ったら みんなおんなじ顔に見えたりして
続けてそんな人に巡り会えるなんて、この国がそうなのか
aonumaさんがイイヒトか
お互いを思いやれる余裕がある状態が幸せなんでしょうね。
僕も、いっぱいいっぱいになると、周りが見えなくなって、後で自己嫌悪に陥ることがあります。
歳相応に余裕のある人間になれればいいのですが。
SuuSuuさん
親切にしてもらうと、他人にも親切にしてあげたいのですが、通勤途中だったりすると、余裕が無くて何もしてあげられないことも多いです。
日本に憧れて来てくれた人達に、日本人って冷たいって思われてなければいいのですが。
かじさん
その国の印象で、後に残るのはやっぱり人かなって思います。
幸せの伝播、僕もその中に入れていたら、とっても嬉しいことです。
名無しさん
よろしければお名前教えてください。
幸福のアラビアのお土産をしっかりもらってきました。
イエメンで一番のおみやげでした。
やっち~さん
困っているときに手を差し伸べられると惚れる。
人が困ってるときに、一緒にあたふたしないで、しっかり道を示してあげられる大人になりたいですね。
rokoさん
みんなが助けてくれるのは、僕が頼りなさそうだからかも(汗
今までいろんな国に行って、嫌な人もいたけど、それより遥かに多くの親切な人に会えたのは本当にラッキーでした。
個人旅行ならではのふれあい、
aonumaさんの出している雰囲気が、現地の方達の心を刺激するのでは?(笑)
「類友」という言葉がある通り、優しい人のまわりには、優しい人が集まってくると思います。
上のUnknown(Unknown)2006-03-19 13:25:19は僕のコメントです(^^;)名前を書かなくて失礼しました。
こんなこと書かれると、実際に僕を知ってる人に笑われてしまいます。
でもいい人に囲まれてることは確か。
大事にしたいです。
ひろぽんさん
ひろぽんさんでしたか。
コメントありがとうございました。