「毒をもって毒を制す」というわけではないのですが、今日は熱帯夜にも負けないくらい熱いメキシコのシケイロスの壁画を紹介します。
その絵は国立芸術院宮殿にあります。
吹き抜けになった二階から四階の回廊にびっしりと描かれた壁画達。
これらが描かれたのはメキシコ革命の時代。
そこには、抑圧からの開放を求める魂が描かれてます。
スペインの侵略から溜まりに溜まった原色のパッション。
この壁画たちのサイズがどのくらいかというと・・・
吹き抜けの反対側から見るのが丁度いいくらいのビッグサイズ。
この迫力、小さな写真ではとっても表せないのが残念です。
上の絵はアステカ帝国のラストエンペラー クワウテモックの拷問シーン。
諦めにも似た表情を見せながらも、決して拷問に屈することの無かったクワウテモック。
それから独立までの苦しい300年。
その長い月日に蓄えられた無尽蔵のエネルギーが、今もここには満ち溢れているのです。
こんな実際見たら、引いちゃいます…。
おうちには全くほしくない~
休まりません。
でもこれがパッションなんでしょうか?!
これは、実物大で見たらとんでもない夢を見そうですが大丈夫でしたか?
ゲルニカは考えさせられる深さがありましたが、シケイロスの絵は直接ぶつかってくるような迫力があって、第一印象はシケイロスの絵の方がショックを受けました。
目で見るよりも、脳に直接入ってくるような感じ。
写真じゃその迫力が表せないのが残念。
りみかさん
怖いですか?
実物はもっと怖く思うかも知れませんが、そういった怖いとかいう感情を超越してしまって恐怖は感じませんでした。
でも家にあったら怖いでしょうね。
薄暗闇の中にこの絵が浮かんできたら・・・
想像するだけでホラーです。
どいちゃんさん
絵の中の魂が乗り移ってきたような錯覚にとらわれました。
そのくらいの衝撃でしたが、悪夢は見ませんでしたよ。