(旧) 地球のどこか片隅で

今まで行った旅行先のエピソードを中心に、日々感じたことなどをつぶやいてます!!

スペイン 青い海 白い壁 青い空

2005-03-21 | スペイン
コスタ・デル・ソルの白い村フリヒリアナ
ネルハからバスで15分程のところにある、スペインで一番美しい村にも選ばれたことのある綺麗な村です。

白が綺麗だと他の色も活きてきます。
空と海の青、花の色の鮮やかさ、どこを見ても絵になる村。
シャッターを押す回数もついつい増えてしまいます。


こんな白い壁、東京だったらあっというまに排気ガスで黒ずんでしまうに違いありません
なぜスペインの白い村が白いままでいられるかというと、経済的に遅れている地域だからというのも大きな理由です。

お洒落な白い村を見て、ヨーロッパっぽいって思う人も多いと思いますが、これらのスペイン南部に点在する白い村を作ったのは、レコンキスタでキリスト教に追われたイスラム教徒なのです。

山の斜面に作られた白い村は、かつての落人の村。
今でも観光以外の産業はあまりありません。
でも、それが白い村の美観を守っているのですから皮肉なものです。


↑はネルハ

もっとも、この白壁、もともと白い石を使ったわけではなく、しっかり塗ってあります。
その証拠を激写!!
まさに今生まれようとしている白い村です。

スペイン南部アンダルシアの人たちの暮らしは決して裕福ではありません。
ですから、今のままでいて欲しいなんて思うのは僕のわがままかも知れません。

でも東京みたいに一度ホワイトバランスが狂ってしまうと、もう元には戻せません。

だからこそいつまでも、「青が青く、白が白い」、そんな村であり続けて欲しいと思います。

p.s. 僕の愛車はプレミアムホワイトのはずですが、今ではホワイトバランス調整しないと白く写りません