イスラム系の国の女性の服装というと、カラスのように真っ黒な印象がありますが、このウズベキスタンの女性の服装は驚くほど華やかです。
それも盛装ではなく、普段着がそうなんです。
市場に行くと、売るほうも買うほうも皆着飾って歩いているので、ついつい目を奪われてしまいます。
市場で既製品を売っていないところを見ると、きっと彼女達の服装はハンドメードなのでしょう。
オリジナリティ溢れるハンドメードなのに、統一がとれているのは、売っている布の柄が限られているからだと思います。
石で作られた街の色は、近くの石切り場の石の種類で決まるといいます。
赤っぽい街を作るのではなく、赤っぽい石が取れるからそうなるのです。
布の場合、石と違って最初から染まっていることはありません。
彼女達を染めているのは、いったい誰なのでしょう。
街を彩る、そのセンスには脱帽です。