12月現在の新型コロナ対策に費やした費用が分かりましたので、
まとめてみました。
1、交通事業者支援(バス、観光バス、タクシー)・・・2371万円(うち2300万円国からの交付金を原資)
2、音楽関係者支援(70周年記念歌作成ジェイズガーデン…20万円(うち20万円ふるさと応援寄付を原資)
3、リモートアクセス環境整備(庁内のリモート会議対応)・・・2596万円(うち2000万円国からの交付金を原資)
4、避難所感染症対策用品購入・・・・・・・・・・・・1億78万円(うち9000万円国からの交付金を原資)
5、資産税課臨時職員コロナ対策として補強・・・・・・・・・166万円(うち100万円国からの交付金を原資)
6、元気回復プロジェクト(ゆかりのミュージシャン・店舗支援)・・・・1700万円(うち1200万円ふるさと応援寄付を原資)
7、市営自転車駐輪場利用者支援・・・・・・・・2175万円(うち1800万円国からの交付金を原資)
8、赤ちゃん応援(国の10万円給付以降で緊急事態宣言期間中に生まれた市民・5月末まで)・・・1154万円(うち800万円国からの交付金を原資)
9、地域医療体制維持(医師会とクラスター3病院に各200万円)・・・800万円(うち300万円国からの交付金を原資500万円はふるさと応援寄付を原資)
10、医療用マスク購入し医師会支援・・・・・・・・・303万円(うち200万円ふるさと応援寄付を原資)
11、公共施設感染予防対策()・・・・・720万円(うち500万円国からの交付金を原資)
12、PCR検査センター用テント購入・・・・・336万円(うち100万円ふるさと応援寄付を原資)
13、4か月健康診査を個別検診に変更・・・・1262万円(うち1000万円国からの交付金を原資)
14、伝統産業(ひな人形)支援・・・・40万円(うち40万円ふるさと応援寄付を原資)
15、小規模事業者支援(昨年比2割以上減の小規模事業者に10万円)・・6憶3101万円(うち5億9000万円国からの交付金を原資)
16、事業者向け補助に対する相談対応、説明員拡充・・・・・1274万円(うち300万円国からの交付金を原資)
17、テイクアウト事業転換支援・・・・・・3500万円(うち3000万円国からの交付金を原資)
18、商店街支援・・・・・・・・・・・・・1400万円(うち1141万円ふるさと応援寄付を原資)
19、商店街応援、照明灯代金補助・・・・・・581万円(うち500万円国からの交付金を原資)
20、商品販路拡大のため支援・・・・・・・・800万円(うち500万円国からの交付金を原資)
21、プレミアム付き商品券発売・・・・・・・5億円(うち3億9696万円国からの交付金原資)
22、換気促進機器導入補助・・・・・・・・・2000万円(うち500万円国からの交付金原資)
23、プロスポーツ応援のための協働事業支援・・・・・500万円(うち100万円ふるさと応援寄付を原資)
24、修学旅行キャンセル代支援・・・・1731万円(うち1600万円国からの交付金を原資)
以上を、時系列で詳細しますと・・・・・
4月臨時会時点
窮地に陥っている人・事業者支援
1、雇用調整助成金相談会 ・・・1274万円(うち300万円国からの交付金を原資)
コロナ関連により事業規模縮小を強いられ、従業員を休ませ、その休業手当を出した場合、その9割を国が補てんするもの。
アルバイトに対しても出る。上限は8330円/日。その手続きが難しいので、相談会を開いて、お手伝いをします。 社会保険労務士ほかによる事業相談、手続き支援会です。
2.飲食店などテイクアウト転換支援・補助・・・3500万円(うち3000万円国からの交付金を原資)
新たに始めたところはもちろん、今までもやってきたところにも拡大分など、相談に乗ります。
経費(人件費、宣伝費、容器代、そのほか)の9割を市が補助します。(上限10万円まで)
また、出前・テイクアウトのお店紹介チラシを作って全戸配布。SNS発信
その他
3、市の5役の給与削減 (市長、副市長、教育長、水道事業管理者、常勤監査)
市長30%、副市長20%、教育長15%、上下水道管理者、常勤監査10%マイナス × 3カ月分
5月臨時会時点
全市民対象
1、1人10万円の国からくる特別定額給付金・・・・・・・・・・・・345億円計上
2、水道料金免除 ・・・・・・・・・・・9億5337万円分減収
(即効性ある経済支援として全水道利用者対象(ただし官公庁を除く)に2か月分水道料金を
いただきません。)
子育て世帯対象
3、子育て世帯への支援(子ども1人1万円給付)・・・・・・・・・・4億696万円 (うち、1496万円は事務経費)
令和2年4月分(3月分含む)児童手当受給者が対象(特例給付受給者を除く)
※平成16年4月2日~令和2年3月31日までに生まれた児童
4、保育育料日割り計算補てん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2074万円
4月8日以降で新型コロナウィルスにより保育園等が臨時休園などした場合、その分は保育料を徴収しない。 そのため、減ってしまった保育料分を認定こども園、地域型保育事業に補てんする。
5、乳幼児健診のうち4か月健康診査を個別に変更・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1262万円
普段は保健センターで集団でやっているが、今回は医療機関での個別健診に変更。
窮地に陥っている事業者対象
所沢元気回復プロジェクト
6、小規模事業者支援(従業員20人以下)・・・6億3101万円
前年同月比20%以上減収の市内に本社登記のある法人、個人事業主に10万円給付×6千事業者
7、商店街支援事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・581万円
商店街保有の照明灯の電気代を今も半額補助しているが、今年度分は全額市で負担します。
8、商店街支援事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1400万円
これも商店街支援のため、加盟店1店舗につき1万円給付し、今後の商店街振興に役立ててもらう。
文化・音楽・スポーツ支援
9、音楽のあるまちづくり支援事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1720万円
a.観光大使JAY’S GARDENに市政70周年記念ソング依頼・・・・・20万円
b.音楽のあるまちづくりに今まで協力してくれたミュージシャンなどの音楽活動応援
・・・・・・・・・・・2万円×100組+10万円×30組
c.ミュージシャンの活動の場となっているライブハウスなどを支援・・・・30万円×40店舗
10、伝統統産業支援事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40万円
所沢の伝統産業のひな人形。今年は、桃の節句も端午の節句もだめだった。
伝統工芸士による製作および販売をしている事業者を支援。 20万円×2店舗
11、プロスポーツで子どもたちに元気を!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・500万円
コロナ禍が終息したのち、プロスポーツ選手等の力を借りて市民、子供たちに元気を与えて
もらう企画を推進。5万円×5人×20回分
6月定例会時点
全市民対象
1.プレミアム付き商品券約17億円分発行・・・・5億円(プレミアム分+事務費)
(うち、国から1億9196万円、市から3億1605万円)
コロナに負けず経済を回していくため、16,9億円分(1万円で13000円の券を発行。)
商工会議所と連携して行う。13億円で16億9000万円分発行。事務費が1,1億円。=5億円
子育て世帯対象
2.赤ちゃん応援特別一時金・・・・・・・・・・・・・・・・1154万円
(うち、国から800万円、市から354万円)
市から4/28~5/31に生まれた赤ちゃん1人5万円支給。国は特別定額給付金を4/27までに生まれた人に給付した。これは、緊急事態宣言期の困窮者支援の意味を持つ。でも、4月28日以降も緊急事態宣言期間中だったのである。
国は宣言を5/25に解除した。また、市としては31日まで各施設など制限している。
子ども関係対象,
3、ひとり親世帯臨時給付金・・・・・・・・・・・2億6905万円/ 約4500世帯見込み
(1世帯5万円+2子以降の子の数×3万円+さらに新型コロナの影響を受け収入激減世帯は+5万円)
4.放課後児童クラブへの支援・・・・・・・・・・・・1億3092万円
5.児童館施設管理委託料追加・・・・・・・・・・3800万円
(5,6合わせて国から7730万円、県から4580万円、市から4581万円)
新型コロナウィルスで、放課後児童クラブ(児童館生活クラブや児童クラブ)も臨時休園して保育料が減った。
また、一方では、学校の休校に伴い、午前中から開園して事業を展開した。
さらに消毒液、マスクの購入など消耗品も必要になったので。
6.学習用コンピュータリース料(1人1台)・・・・・・・・2514万円
政府のGIGAスクール構想で1人1台の学習用コンピュータを一気に整備する。
令和3年3月から令和8年2月までの5年リース。
入札後の総事業費18億1745万円(うち国から補助7億2681万円)
国から導入台数の2/3、1人上限45000円の補助がリース業者に支払われ、残りを市が負担する。
パソコン24232台と電源キャビネット627台。今回の計上額は来年3月の一か月分。
医療関係支援
7.市民医療センター減収補てん(コロナによる)・・・2億8327万円
(全額市費)
市から医療センターには毎年4億円補助してきた。が、今年はコロナ対策で外来診療、人間ドックを休止し、発熱外来を行っている。収入が激減し、かつ、貯金が少なく、このままではお金がショートするので、市から補てんする。
窮地に陥っている人、事業者対象
8.ところざわ産品販路拡大・情報発信支援・・・・・・・・800万円
(うち、国から500万円、市から300万円)
コロナに負けずに事業継続できるよう、産品をインターネット販売する援助をする。
新たにインターネット上で販売、または、拡大する事業者に経費の9/10,上限10万円まで補助する。
合計50事業者500万円まで。あわせて、それらをまとめて全国発信するサイトを作り、宣伝していく業務委託300万円。
9.住居確保給付金追加・・・・・・・・・・・4334万円
(うち国から3251万円、市から1084万円)
新型コロナの影響で収入が激減または離職し、家賃が払えなくなった人に住居確保して就職活動できるように給付するもの。
10.新型コロナにかかった国保加入者への傷病手当・・・・・・2000万円
国保加入者でコロナウィルスにかかった、または、感染が疑われ療養のため働けなかった期間、
3日分を引いた日数の給与補償。直近3か月の給与を就労日数で割った金額×2/3×(日数ー3日)
9月定例会時点
全市民対象
1、各避難所に感染予防に役立つ品物を整備・・・・・・・・・計1億78万円
今までも備えてきたが、さらに、マスク・消毒液・体温計・段ボールベッド・パーテーションルーム
・サーマルカメラ(体温が映るカメラ)や消耗品など補充、追加。
58か所の避難所+まちづくりセンターの分
2、公共施設にもコロナ感染拡大防止のため物品購入・・・・・720万円
(消毒液、スプレー、サーマルカメラなど)
3、役所もテレワーク,web会議ができるよう準備・・・・・・・・2596万円
専用サーバ構築・テレワーク用パソコン50台・web会議用パソコン3台購入
4、 市営駐輪場の利用料を2か月分返還、または、延長・・・・2175万円
緊急事態宣言下での2か月分の料金を返還、または、2か月分を期間延長
(学生は全員、大人は一回も使わなかったと証明できる人のみ対象)
子ども関連・子育て世帯支援
5.コロナ感染防止のための物品購入補助(消毒液、マスクそのほか)
a 保育園等に対して・・・・・・・・・・・・・・・・・計5050万円
(公立保育園には消毒作業のための職員を各園1人、
そのほかには以下の認可外保育園/地域枠設定まで1施設に対して上限50万円まで補助します。)
公立19園、民間35園、こども園8、地域型22園、認可外17園
b 産後ケア施設に対して・・・・・・・・・・・・・・・・計150万円
(西埼玉中央病院・松田母子クリニック・助産院もりあねへ各50万円)
c 松原学園、マーガレット(未就学障害児)対して・・・・38万円×2施設=計76万円
d 放課後児童クラブに対して(1施設上限50万円)・・・・計3700万円
(公設民営33支援単位、民設民営8支援単位の児童クラブ、児童館生活クラブ22支援単位、11の児童館に対して)
6、 ひとり親家庭ファミリーサポートセンター等利用料補助・・・38万円
緊急サポート事業とファミサポ事業を利用するときの利用料の半額を市から補助
児童1人につき月1万5千円上限
7、 放課後児童クラブ運営費補助追加・・・・・・・計3489万円
学校休校や分散登校の時、朝から運営していたのでその運営費を児童クラブに支給
8、 小中学校修学旅行等キャンセル料の補てん・・・・・1731万円
(小学校756万6千円、中学校974万7千円を見込む)
修学旅行や林間学校が中止、延期となった場合、市でキャンセル料は出します。
9、 スクールサポートスタッフ 各校1名ずつ配置・・・・・・2645万円
コロナ禍で忙しい先生の仕事を手伝う。換気、消毒、資料準備、印刷、採点手伝いなど。
10、 家庭にIT環境のない子に保障・・・・・・・・・・・・・・・・・2782万円
家庭にパソコン等なく、IT環境がない子どもも、みんな家でも学習できるように。
・家にパソコンのない家庭用にWifiルータ、SIMカード、500台
・学校からの遠隔学習機能の強化のためカメラ、マイク、スピーカーを各校1学年に1つずつ
とソフトウェア。
・障害のある子どものための入出力支援装置。点字ディスプレイ、音声文字変換ソフト、
視線入力装置1個。 マルチタッチディスプレイ51個。
11、室内を無線で結んで授業できるよう環境整備・・・・・2億2682万円
教師、子ども、ディスプレイを結ぶ機器923台、5インチ型液晶ディスプレイ各クラス設置923台。
つまり、923ある普通教室に1台ずつ、ということです。
12、学習用コンピュータリース料(1人1台)・・・・・・・・10億5900万円
政府のGIGAスクール構想で1人1台の学習用コンピュータを一気に整備する。
ほとんど一括購入し、残りをリース。令和3年3月から令和8年2月までの5年リース。
入札後の総事業費18億1745万円(うち国から補助7億2681万円、市で10億9064万円)
そのうち、10億5900万円を先に払ってしまい、残りを借金し、5年分割払い。
窮地に陥っている人、事業者対象
13、換気を進めるため換気機器導入に補助・・・・・・・・・・・・計2000万円
お店などで換気機器や入り口に網戸など取り付ける場合、9/10 上限10万円まで
14、交通事業者支援給付金・・・・・・・・・・・・・・・計2371万円
市内路線バス、タクシー、観光バス会社に支援するもの
15、 生活困窮・住宅確保支援のための相談員2名増員・・・・・・・・600万円
この事業を委託している社会福祉協議会に対して支給します
16、 住宅確保のための資金増額・・・・・・・・・・・・・・+7500万円
(これで計1億2千万円に。800件対応に備え)
コロナなどで休業または職を失い家賃も払えなくなった人に家賃相当額を3か月分支給する事業
2人世帯47700円、3人世帯57000円、4,5人世帯62000円
8月末時点で利用実績272件、
利用者の内訳は飲食関係18%、会社員11%、タクシー6%とのこと。
医療関係支援
17、医療機関支援・・・・・・・・・・・・・・・計800万円
クラスター発生の3医療機関と所沢市医師会にそれぞれ200万円ずつ支援金を出す。
12月定例会時点
全市民対象
1、65歳以上の方のインフルエンザワクチン接種無料化補助・・・1億2422万円(すでに事業開始)
2、新型コロナワクチン接種のためのシステム改修準備・・・・・176万円
ワクチンが承認されたらすぐに接種に取りかかれるように全市民に個別通知するシステムを準備。
年2回。早ければ2月から接種開始。順序は医療従事者→高齢者→持病ある人→そのほか全員の順。
なお、接種は義務ではありません。
3、粗大ごみ処理の納付券印刷追加とコンビニへの委託料追加・・・・・・・・・+100万円
(コロナで家庭にいる時間が増え、ごみも増加、粗大ごみも増加。コンビニで扱っている粗大ごみ処理のためのチケットが不足した。50000枚分追加印刷。併せてコンビニに取り扱い委託料も。
393万円→493万円に)
子育て家庭対象
4、コロナ対策:ひとり親家庭への支援追加・・・1億7554万円
(1世帯当たり5万円+第2子以降×3万円)
5、小中学校消耗品費追加・・・・・・・・・・+4600万円
(普段は消耗品費として文具やそのほかの消耗品を買っていたが、コロナ関係に使ってしまい、足りない。) 小学校消耗品費1億1274万円→1億4174万円 中学校6449万円→8149万円
窮地に陥った人・事業者支援
6、生活保護費の支給方法がコロナで変化、システム変更、郵送料など追加・・・・+102万円
その他
7、議会のオンライン会議導入のために・・・・・・112万円
(ノート型PC2台、タブレット3台、WIFI3台、ソフトウェアアライアンス、大型モニター1台、ビデオカメラ1台など)
8、全市職員、市長ほか特別職、議員 期末手当を削減(-0,05カ月分)・・約4600万円減。
このようなことを、市としては対策してまいりました。もちろん、それ以外にも、
マスクや防護服を医師会、歯科医師会などに寄付したり、
皆さまからの善意のマスクや防護服、フェイスシールドを配備したり、
新型コロナに対する発熱外来を設置したり、PCR検査センターを医師会と協力して設置を進めたりしてきました。
このところ第3波の影響がひどい状況です。
みなさま、正しい知識をもって、正しく行動し、健康管理に努めていきましょう。
と同時に、困っている人々を支え、頑張っている人々を応援していく、
そんな心持を大切にしてまいりましょう。