「子どもたちって本当にいいですよね。
だって、私たち大人と大人を繋げてくれる。
そして、私たち大人や社会を善くしてくれるから。」
そんなことを私はよく選挙の時に訴えてきたものだった。
近所づきあいがなかった頃、子どもが小さくてお散歩していると近所のおばさんが声を掛けてくれた。そうやって近所の方々とつながっていった。
また、
どんな悪ぶった茶髪のお兄ちゃんでも、横断歩道で幼な児が信号を待っていたら、それを無視して渡れないし、子どもが手を上げて渡っていれば、周りの大人も思わず手を挙げねばいけないようになってしまう。
そんな力が子どもにはあるから、
と自分自身のエピソードを例に挙げて、子どもの存在の大切さを訴えたりしたものだった。
さて、12月のとある午前、私は「なかよしこども園」におじゃまして、
市や県が推奨している「1日保育者体験」を2時間半だけ、体験させていただきました。
そして、その2時間半で、私の心は洗われ、純粋になりました。
一緒に遊んで、かくれんぼに興じたり、ボールを投げたりけっ飛ばしたり、
手をつないで移動したり、大根をぬいて驚きあったり、紙芝居を声色も工夫して読んであげたり・・・。
また、私のことを 大学生? と聞いてくるので、58歳でお父さんより年上だよ~!! と言ったら
ひや~と言って驚いたり、給食を食べながら家族のことをお話ししてくれたり、
子どもたちは新参者の先生(私)に対し 精いっぱいの心遣いをして歓迎してくれました。
それがこちらにも手に取るように伝わって、
私はこの幸せな時がもう少し長く続けばいい、もう少し、この場にいたい、と強く念じておりました。
所沢市の子育てアドバイザーもお願いしている松居和さんは、
子どもという存在は大人の善性を呼びさまし、自分の中の善い人の部分に気づかせてくれる、
とおっしゃっています。
また、全身で信じられ、頼られることで親は不自由の中の幸せの価値を知り、
そうやって、親は親になっていく、とも表現されておられました。
そうした中で生まれたのが、この「一日保育者体験事業」でありましたが、
たった2時間半なので保育者の大変さまで感得するには至りませんでしたが、
その中で こちらが遊んでやっているのに、実は遊んでもらっていたり・・・、
忘れていた幸せを、私は子どもたちから十分に いただいたのでありました。
市役所に向かう車の中で、自分の手をそっと握って、
幼な児たちの小さな掌のぬくもりと幸せを 感じていたのでありました。
4、5歳児さん こんにちは
5,6歳児は集団の中で遊んで、もう立派なお兄さんお姉さん 新人の先生に「おいでよ」の心配り
さいごに高い高いをやったのは、もう10数年前のことか…
おいでよ! 大根をみんなで力を合わせてぬいて感動
給食では、おうちの人のことやいろんなお話をしてくれました
また、或る子は、いっぱいお代りをして見せてくれましたし、或る子は、最後まで食べきって頑張ることで私を歓迎してくれました。 みんな、ありがとう!
さいごに ご協力いただいた なかよしこども園 喜多濃園長はじめ先生方
そして、精いっぱい歓迎してくれた優しさあふれるなかよし子ども園のすべての子どもたちに
心から感謝申し上げます