8月29日(金曜日)
奈良県橿原市にある「高野山真言宗別格本山観音寺:通称おふさ観音」では、毎年7月1日~8月31日の2ヶ月間「風鈴まつり」が行われていると新聞報道で知りました。
境内に飾られている風鈴の数が約2500個と聞けば、これは行かなくてはとメモをしておきました。
気がつけば8月も残り二日しか有りません。9時半に若嫁に会ったので、本日の予定を聞いてみました。 「晴太は夏季保育で2時まで幼稚園に行っています。ひよりは私が10時から卓球教室に行くので連れて行きます」
孫1人を守してやれば、若嫁は心おきなく卓球を楽しむことが出来ます。「ひより!奈良のお寺へ風鈴をバアバとジイジの三人で見に行かない?」と聞けば「行く!」の返事が返って来ました。「10時出発するので準備して出てお出で!」と告げて、今度は女房に「奈良にあるおふさ観音に風鈴をひよりと三人で見に行かない?10時出発だよ」。
目出度く話しはまとまりました。早速カーナビに「奈良県橿原市小房町6-22」を入力し出発です。
橿原市には、昔友人が橿原神宮のそばで病院を建設していたので、一度行ったことが有ります。行ったことがあると言っても、何も頭には残っておりません。初めてと同じです。
途中3箇所で渋滞しましたが1時間半後、「目的地周辺に到着しました」のナビの声が聞こえて来るも寺が目に入りません。
どこや?とウロウロノロノロ。「おふさ観音駐車場」の看板を見つけ置きました。駐車場から寺まで200メートルの看板が立っています。車1台しか通れない細い道を歩くと山門に到着。あれっ門の前にも駐車場があった・・・。置ける台数は少ないので、土日は運次第のようです。
境内に入ると「チリン♪チリン♪」とアチコチから風鈴の音色が聞こえて来ます。
このお寺では境内にバラの花が3,200種類も植えられているので、風鈴に見取られてボケ~と歩いているとトゲで服を引っ掛けてしまいます。
バラはほとんど終りで、観賞に耐えられるのはほんの数輪しか有りません。風鈴を見上げながらの散策ですが、風鈴の絵柄の多さにはビックリです。それこそ何でも有りの感じがします。
今日は生憎の曇り空で、暑くも有りません。暑い日であれば風鈴の涼やかな音色は、しばし熱暑を忘れるかも。
本堂の裏側には二つの池が有り、カメと鯉を見ることが出来ます。
その横には茶房が有り、座敷に上がって一服しましょう。カキ氷を二つ頼んで三人でつつきあって食べました。
暑ければもっと美味しいのに・・・。
縁側に吊るしてある6連の風鈴は大きさが異なり、手で鳴らせばドレミの歌を演奏できます。女房も孫も風鈴演奏を楽しみました。
最後に本堂前に行き売り物の風鈴を見ました。
「欲しい風鈴があればお持ち帰りください」の看板では無く、「欲しい風鈴の番号を言ってください」の看板です。値段は1,000円~4,000円とまちまちです。昔から有名な風鈴は南部鉄のものです。値段は3,000円台です。やっぱり南部鉄の風鈴は高級品だ。
1時間ほどの境内散策でしたが十分楽しめました。おふさ観音で風鈴まつりをやり始めて11年になります。今では大和の夏の風物詩と言われるようになっています。
この時代で拝観料、駐車料金が無料の有名なお寺はどこにある?
おふさ観音は希少価値のお寺さんですよ~♪ 一度訪れてみてはいかがでしょうか。バラも見たい方は7月上旬がお勧めですね。