12月31日(土曜日)
今日は大晦日だ。泣いても笑っても今年は一日だけになった。朝早く起床し、神棚の飾り紙垂(しで)を新しものと交換すべく、紙垂作りに勤しんだ。
紙垂は、ひらひらが4つと8つの二種類を、各4セット作らねばならない。
1セットを作るには半紙を2枚使う。紙垂の折り方には、主に3つの流派がある。吉田流・白川流・伊勢流が代表的な流派だ。
我が家は吉田流。見本を見ながら作る。
作る時間は毎年ほぼ同じくらいで、2時間ほど要している。神棚の注連縄の古い紙垂と取り替えて、主の大役はこれにて終了。
今日は本当にポカポカ陽気で、大掃除にはもってこいの日だった。昨年は雪が降りとても寒い大晦日で偉い違いだ。溝掃除をやり、予定通り3時には今年の掃除は終わった。
昼に年越しソバを食べ、夕方5時には長男の誕生祝いを家でやった。その後、一休温泉に一緒に行かないと愛妻が言うが、家で飲んでいる方が好き。
のん兵衛を置いて、長男と愛妻は温泉に行った。
飲みながら今年の出来事を思い出している。楽しいかったこと、悲しかったこと色々あったなぁ。来年は果たしてどんな年になるだろう。
ゆみちゃんの365日へ訪問して下さった皆さん、良いお年をお迎えください。
【紙垂(しで)の豆知識】
紙垂(しで)とは、注連縄や玉串、祓串、御幣などにつけて垂らす、特殊な断ち方をして折った紙である。
単に垂とも表記し、四手とも書く。「しで」という言葉は動詞「垂づ(しづ)」の連用形で、「しだれる」と同根である。古くは木綿(ゆう)を用いていたが、現在では紙(通常は奉書・美濃紙・半紙)を用いるのが一般的である。
断ち方・折り方はいくつかの流派・形式がある。吉田流・白川流・伊勢流が代表的な流派である。四垂が一般的であるが、ほかに二垂・八垂などの場合もある。
玉串・祓串・御幣につけた場合は祓具としての意味だが、注連縄に垂らして神域・祭場に用いた場合は聖域を表す印となる。また、相撲の横綱は、土俵入りの際に紙垂を垂らした綱をつける。