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オバマ大統領 移民改革法案に関するスピーチ

2010-07-02 10:04:56 | アメリカ政治
一体、オバマ大統領は何を言いたかったのだろう?このスピーチで何を成し遂げようとしたのであろうか?(スピーチの全文は、こちら

スピーチ全部をテレビで観たのだが、テレプロンターの棒読みがみえみえで、所々読み間違え等があったりして、準備さえキチンとしていない感があった。よって、内容については、批評するにも値しないくらい空っぽであった。

老婆心ではあるが、そろそろスピーチライターを変えた方が良いのではないか。(まだ、30歳にもなっていないのでビックリしたが、最近の内容のヒドさは、若さからきているのかもしれない。スピーチを書かせている人、つまりスピーチする人のヒドさに至っては、何おかいわんやである。)

アリゾナ州の移民法に対する批判はトーンダウンし、司法省の提訴については、触れなかったものの、相変わらずアリゾナ州移民法原文を読んだと思えない。

では、何の為にこのスピーチをしたのだろうか?唯一考えられるのは、オバマの支持団体であるヒスパニックへのリップサービスといった所だろうか。それにしても随分薄まったリップサービスであった。

大統領として、現時点で出来る、アリゾナを始めメキシコと国境を接する州が悲鳴をあげて連邦政府に要請している国境の安全保障を強化については、改善しているという一言でかたずけ、何もする気が無いらしい。まあ、原油噴出が止まり、沿岸が元通りになるまで休まず働くとわざわざテレビ演説を行ったメキシコ湾原油流出事故でさえ、その後ほったらかしなので、メキシコ国境の警備強化は絶望的だ。

不法移民の50%以上がメキシコから来ているのに、国境をキチンとせずにどんな移民改革法案が出来るというのであろうか。


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