YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

カルロス・ゴーン逮捕

2018-11-19 15:51:34 | アメリカ自動車業界
個人的な容疑での逮捕であるが内紛の匂いがプンプンする。対立軸はフランス政府が求めるルノーとの経営統合の是非であろう。

ゴーンは現状維持派だったので首謀はルノー側と思われるが、実行犯は日産の再独立を希求する日本グループだと思う。(日本人は、フランス人にはめられているのではないか?)

ルノー側の筋書きは、日産を取り込み、アメリカ、中国市場を手に入れて、VW、トヨタと対抗出来るグローバルメーカーになる事であろう。しかし、筋書き通りでも、統合作業で疲弊し上手くいかないであろう。その上、ルノーブランドでは厳しい感じがする。

ゴーンは、「叩けば埃が出る」状態で何年も泳がされていたようなので、なぜこのタイミングで逮捕なのか興味あるところだ。

Bohemian Rhapsody

2018-11-11 13:38:03 | 映画
評判が良いので興味が湧いて出撃。

映画としては?、ミュージカルだと思い込めば知っている曲ばかりなので納得という感じ。ゲイ(バイセクシュアル)、エイズの時代背景を知っているので、フレディ・マーキュリーの悩みに説得力はあるが、深みが足りない。

クイーンのファンでは無いので思い入れは無いのだが、改めて聞いて名曲が多いのに今更気付く。


入場料は一人 $11。娘二人とラージポップコーンとラージドリンク二つ$19.00をシェア。

2018 アメリカ中間選挙の結果

2018-11-10 14:18:36 | アメリカ政治
民主党が下院の過半数を奪い返し、共和党が上院の過半数を上積みした。

この結果が、どの様にアメリカ政局に変化もたらし、究極的にはトランプ再選に影響していくのであろう。

ねじれ議会で、政策的には膠着状態に陥ると考えられている。普通の大統領であれば、政権運営が思うようにならないので悪影響になる。しかし、民主党の下院運営がスムーズにいかなければ、トランプ大統領に格好の攻撃材料を提供することになるであろう。

どちらに転んでもトランプに有利に働くと思う。上手くいけば超党的な協力で分裂した世論をまとめた事になり、対決姿勢のままだとトランプに格好の攻撃材料を与えることになる。

トランプは大統領なので(当たり前だが)発言力が大きく、ここまでは民主党を圧倒している。又、上院の過半数を固めたことで、閣僚指名、最高裁判所判事承認がスムーズにいくので、政権運営の問題は少ないであろう。立法は滞ったとしても、行政面で行えることは多い。


尚、今回の中間選挙では、下院で過半数を失ったとはいえトランプ人気が共和党を大きく下支えしたのは間違いない。Blue Wave と呼ばれる民主党の躍進が予想されていたが、やっと過半数を取ったに過ぎない。

下院で過半数を奪われた大きな要因の一つに、40人以上の共和党議員の引退がある。(代表例は下院議長で2012年の副大統領候補であったポールライアン)トランプ嫌いもしくは懐疑的な一派が共和党の中に少なからずおり、トランプが大統領当選後に引退を表明していた。

トランプは部外者として、超党的な既成勢力と戦っている構図が浮かび上がる。

河井 克行

2018-11-04 09:39:10 | アメリカ政治
衆議院議員 河井 克行(広島3区)が「米国中間選挙をズバリ予想! 共和党が下院でも過半数維持」(11/3/2018)と予想している。論点、アメリカのムードを的確に掴んでいる。

アメリカでの研修生経験、又、安倍政権の内閣総理大臣補佐官として、トランプ政権、アメリカ議会との橋渡し役をしているので、良い情報源を持っているのだろう。

保守系の様なので、今後の活躍を期待したい。