これまで勤めていた会社からは、
Comapny Car が支給されていたが、今回の会社では、Flex Drive と呼ばれるプログラムで、毎月一定の金額が支払われるシステムとなった。
Flex Drive の概要は、営業職やエグゼクティブが対象で、4ドアとか車の年式落ちに制限があり、相応の保険を掛ける事が条件だが、自分の車に対してお金を払ってくれる。金額は、ローン(もしくはリース)プラス保険代を丁度カバー出来るくらいで、上手く考えてある。仕事で使った時は、走行距離に対して燃料代が出る。(こちらも、普通の乗用車でツーペー位)
暫く、V6に乗っていたのだが、支給される身としては有り難い物の、自分で買うなら購入費も燃費も経済的な L4で充分だと思っていたので、L4 で、安い車を探す事にした。
候補は、Mazda 6, Hyundai Sonata, Ford Fusion, Honda Accord。最初はリースも考えたが、5年もしたら16歳になり運転免許がある上の娘に車が必要となるとの、友人のアドバイスで、自分で乗った後にお下がりにする事を密か誓って、購入(ローンだが)で検討する事にした。
季節柄、年式の変わり目という事もあり、2011年モデルを探したが、在庫がほとんど無くて断念。唯一の例外は、Mazda 6、一番下のグレードで、諸経費込みで2万ドルを少し超えるくらいで、60回(5年ローン)金利無しという好条件であったが、内装がしょぼすぎるのと、思ったよりエンジン音が大きかった事(その後、乗り比べてみて気が付いた)、決定的だったのは、ホイールがアルミではなく、鉄ッチンでホイールカバーであったので脱落。(1つ上のグレードは、アルミホールだったが、エンジン音で購入意欲が無くなっていた)
Hyundai Sonata は、車自体の印象は良かったのだが、価格やローンの条件が結構強気で、あきらめ。(安いからと考えたので、本末転倒)
車として一番気に入ったのは、Ford Fusion。但し、試乗したのが上級グレードで、リースの選択しかなかったので、こちらは泣く泣く諦めた。高いだけあって、内装は豪華だし、L4 とは思えない重厚さがあった。エンジンが実質的に Mazda 6 と同じだけに、その差に驚いた。(低グレードは、逆に在庫が無かった)
で、結局、
Honda Accord、アルミホールじゃなきゃという事で、LX-P に決めた。(色はグレー、内装は黒)P は、Premium の P だが、最低グレード LX との違いは、オートマ、セキュリティシステム、パワーウインドウのスイッチがイルミネート、電動ドライバーシート、そしてアルミホールだけ。今更、マニュアルなんか運転する気にもならないので、実質、最低グレードである。色はグレー、内装は黒。
ホンダディラーでついでに、新型シビックにも市場。エクステリアデザインはパッとしないが、インテリアは良い出来であった。しかし、狭いのと自分のペース(V6 と同じ様な加速での挙動期待)で運転すると、エンジン音がウルサ過ぎた。
車両のみの定価は、$23,950、最終的に諸経費全部入れて $24,000。値引きが $3,350 の計算となり、まあまあといった所(だと思う)。頭金を $4,000 入れて、$20,000 をローン、金利は、1.9%で支払いは、毎月 $349.89 となった。(5年ローンで金利が $993.4 は、結構得したと思うのだが)
2,000 マイル乗ってみて、元々あまり期待していないので、それなりに納得しているのだが、気が付いたのは以下の通り。
シートの布地がチープ過ぎ。その上黒なので、子どもお菓子の食べかすが目立って仕方が無い。その他、細かいところ、例えば、エンジンを切って運転席のドアを開けてもその他のドアのロックが解除されないとか、低グレードだけに、全く気配りがない。オーディオもしょぼいが、特に不満は無し。
運転シートが暫くしっくりこなかったが、慣れたせいもあり、やっと、快適なポジションを見つけた。
アイドル時の振動は、エンジンマウントが電動制御でないので、気になる程度にある。走っている時は気にならず。
エンジンは軽快に吹き上がるし、パワーも特に困る事は無い。但し、大人4人とか乗せた事はまだ無い。(そのような状況は、特に長距離では先ず無いが)
燃費は、遠乗りすると軽くガロン当たり 30 マイルを超えるので、L4 というか、ホンダのエンジンの良さを認識。
通勤、仕事用としては、賢明な選択というのが、今のところの結論。
1日でディラーを何軒も回って即日購入したせいか、各メーカーの販売戦略の違いをおぼろげながら感じる事が出来た。Honda の低グレードを大量に売って行くという北米戦略には、やや疑問符が付いた。
アメリカに来て日本車を買った事が一度も無かったのに、知らないうちに2台とも日本車になっている。これは、日本車が好きとか嫌いとかでは無く、バリューバイヤーとして当たり前の行動の様な気がする。それは、各社の販売戦略と重なってくるのだと思う。その辺は、別のエントリーで。