YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

墓じまい

2016-02-28 18:57:04 | 雑記
墓じまいをする事になった。

直系なので歴代墓があり、両親、祖父母、曾祖父の遺骨が納めてある。その他にも小ぶりな個人墓がいくつかある。

両親、特に、数年前に母が亡くなってから気になってはいたが、ここ一年ほどで急に覚悟が固まりつつあった。背景には、父の兄弟姉妹がいよいよ高齢になり、実家のお墓の行く末がハッキリしていない事への不安がある。有難い事に、地元に住む叔父がお墓の管理をされていた。しかし、お墓をどうするかについては、立場的に手を出す訳にいかないのである。(それでも、こんな親不孝の上に先祖不孝者に、この叔父さんを始め親戚の方々は皆優しい)

一年ほど前から調べ始め、昨年暮れに手筈を整え、4月に執り行う段取りになっている。

墓地のあるお寺は住職が不在で、実質的な管理は地区組合が行っている。集落にそれなりの人が残っているし、放置されたお墓は見当たらないので、それぞれが自分の敷地を掃除する形で維持されている。

幸いな事に、町内に宗派を問わず永代供養をして頂くお寺があるので、お願いする事になった。

墓じまいの手順は次の通り。

1.既存の墓から魂抜き(法要)
2.同日、遺骨を運び、永代供養するお寺に納骨
3.後日、墓石の撤去し(永代供養して頂くお寺に置き場所がある)、更地に戻す

罰当たりな私は、墓じまいとは物理的な墓石の処分で、遺骨(これも物と考えていた)を運んで、永代供養お願いすれば終わりだと思っていた。霊の事(魂抜き)が、すっぽり抜けていた。

肝心な費用は、こんな感じ。

1.永代供養代(と言っても30年の期限付き)日牌、月牌、年牌がある。一番お安い年牌をお願いして、一霊につき30万円。骨壺が五つあったのだが、纏めても良いとのアドバイスが住職からあり、両親で一つ、祖父母、曾祖父で一つの二つにして貰った。供養塔への石札制作が二つで4万円。合計64万円。
2.墓石の撤去と更地回復で50万円。(永代供養していただくお寺への設置料込)

厳かな安心感と懐への打撃が微妙なバランスで成立している気がする。リーズナブルとしか言い様がない。

父は、墓の引っ越しを二回せざるを得なかった。農家の長男としては非常に珍しいと思う。人に言えない苦労があった事だろう。でも、これで最後だ。日本的な山林や田畑が好きだったのに、位牌がアメリカにある事を含めて、何だか可哀想ではある。母は、憧れていたアメリカに来ることは無かったので、喜んでいるに違いない。

2015 アメリカ自動車販売数 (おまけ、2016年1月)

2016-02-21 17:07:42 | アメリカ自動車業界
ちょっと遅くなったのだが、毎年恒例なので。

1,766万台と前年比3.3%増、史上最大数である。売れに売れたりなのだが、何だか躍動感が無い。バカ売れ車種も新しいカテゴリー(SUVは人気が高いが)が登場したわけでもない。全体的に良かったとしか言いようがない。

2016年は、1,700万台越えではあるが.昨年を下回る予想となっている。1月も昨年より若干落ちている。その上、不安材料が多い。自動車ローンの残高は史上最高であるし、未払い(支払いが90日以上遅れている)も増えてきている。ガソリン代が下がって、大型車への移行する予測もあるが、ローン状況を踏まえると難しそうだ。伸びしろが無くなってきている。

余談だが、ガソリン価格低下で可処分所得が増えて消費がその分伸びるはずだが、統計に現れてこない。経済ニュースでも不思議がられているが、一体、どこに消えていっているのだろう。

1月で特筆されるのは、フルモデルチェンジとなったシビックが売れている事位。アコードの方が売れる状態が年々も続いたが、今年は逆転するかも。

バレンタインデー

2016-02-17 01:30:37 | 非常に個人的な昔話
机からあふれんばかりのチョコを貰うやつを尻目に、生涯通算取得数は3個程度。でも、唯一ハッキリ覚えているのは、中学一年生の時に貰った最初のチョコ。

商店街の町立病院入口にあった酒店の卓球が上手で小柄な可愛い女の子からであった。(実名を入れたい所ではあるが、分かる人には分かるので割愛)

アヤフヤな記憶では、もうこの酒店は無いし、町立病院(市町村合併で市病院)は移転している。

中一の時に同じクラスだっただけで、その後の展開は皆無。以来、まともに話したことすら無いのだ。その上、二年、三年では別のクラスだったし、付き合うどころか交換日記さえしなかった。(その当時、私の田舎では交換日記が付き合っている証であった)自分の好きだった気持ちの記憶はあるのだが、彼女の想いは未だに分からない。チョコをプレゼントされた行為だけが、淡い記憶としてポツンと残っているだけだ。

彼女んちは卓球好きで有名で、家に卓球台が備えてあり夜遅くまでお父さんが特訓しているという話であった。お姉さん、弟もやっていた。

中学卒業後は、済美高校(当時は女子高)に入って、全国大会とかに出場してたと思う。それからの消息は全く知らない。

2016年 アメリカ大統領選(1): 未だ、語るに値せず

2016-02-16 12:13:14 | アメリカ政治
現時点で論ずる価値無しなのであるが、アイオワ、ニューハンプシャー州の予備選結果が出ているので、取り敢えず。

まずは共和党。

党執行部がトランプに振り回されているのが情けない。アメリカ人のある種の本音を代弁した形で旋風を巻き起こしたのであるが、馬脚を現し始めている。現時点でも一番人気なのであるが、一番驚いているのは、本人ではないかと思う。

共和党候補者討論会では、トランプを中心とした誹謗中傷、個人攻撃の応酬が激しくなってきており、予定通り(?)トランプが脱落した後に、党としてのまとまりを欠く危険性が高まってきている。

そして民主党。

自称民主社会主義者、バーニーサンダースの大人気、特に若者層の支持はキチガイ沙汰だ。説明は不要であろう。クリントンは、選挙より前に、刑務所入りを心配した方が良さそうだ。

一つ言えるのは、アメリカは、右も左もポピュリズムに毒されているという事だ。どちらに振れるかでバランスをとっていた中道の人々は、行動をしなくなってしまった。共和党の大きな支持母体であるエバンジェリカル(福音派)や、オバマの時には積極的だった基本的に民主党支持の黒人も、塊として票が読めなくなってしまった。

よって、熱狂的な支援に流されて、共和党は右に、民主党は左に引き摺られるのだ。

共和党の知事経験者、ケイシッ現オハイオ州知事、ブッシュ元フロリダ州知事のみが、両党を通じて中道派と言えるであろう。(二人とも今一人気が無い)

連邦最高裁判所の保守系の判事が亡くなり、次期大統領の重要性は高まっているのだが、大統領選挙はこれからが本番。語るに値する展開になる事を祈るのみだ。

ブラタモリ 松山

2016-02-04 14:37:58 | アメリカのテレビ番組
最近 YouTube で「タモリ倶楽部」に嵌っている。「ブラタモリ」も路線が一緒なので、チャンスがあれば楽しみに観ている。

先週は「松山」であった。出身県愛媛なのだが、松山は馴染みが薄い。高校生までは遠い街であり、その後も住んだことが無いので土地勘が無い。しかし、出身県の県庁所在地なので楽しみに観始めたが、ガッカリした。

なんともショボい。悪いのは、テーマなのか、案内人なのか、タモリもつまらなそうであった。しまらないのは、街、歴史にインパクトが無いからだろうと思う。

松山はのんびりした良い街としか言い様がないのだ。

今週は「道後温泉」、出掛ける予定があるので観れないのだが、残念なような、どうでも良い様な。(訪れた事が無いので、何となく知っているつもりの松山とは違い新鮮味がある)

(アメリカのテレビ番組ではないが TV Japan で観れるのであしからず)