YS Journal アメリカからの雑感

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Crossbow Putter

2010-09-14 01:47:35 | ゴルフ
ドライバーの飛距離が伸びた事に喜んでいるうちに、スコアは段々悪くなり、ハンディキャップも微妙に上がって現在、8.8。スコアを見る度に滅入ってブログエントリーもしていない。アイアンショットが短いのも含めて不安定になり、スコアをまとめるどころではなくなってきている。

で、今年のシーズンも終わりが見えてきて淋しいのであるが、今年一番の収穫は、自分にピッタリ会ったパターをコンセプトとして理解出来た事にある。まず、パターフィティングから、スイングウエイトの注目しレッドテープでの改造、勢いでHeavy Putter の注文返却、続いてフェイスの厚み(高さ)と自分のパティングスタイルに気付き Tall Face Putter を購入して、今に至っている。

現在 Tall Face Putter はレッドテープを貼ってこんな感じになっている。見た目で分かる様に、鉄板を曲げたような作りで、「板金加工品」「鉄工所仕様」と酷評されている。センターシャフトのオフセット無しのモデルがなかった事で、フェイスの高さの正しさのみで買ったものの、ビジュアルな違和感がある上に、打感も許せる範囲ではあるが、決して良くはなかった。

$500位出せば、自分のデザインでカスタムメイドしてくれる工房も見つけ出し、後は覚悟を決めて連絡するのみという所まで来ていた。デザインは、Frankly Frog Putter をまねて、フェイスの厚みを32-34ミリにしてもらおうと思っていた。(Frankly Frog Putter の購入も考えていたが、フェイスの厚みが1インチ(25.4ミリ)という事で断念)

そんな中で発見したのが Roenick Golf の Crossbow Putterである。

良く読むゴルフのウェブサイト The Sand Trap にリビューが掲載されていた事があり、記憶の片隅に残っていた。その時の写真は、ダブルベントのヒールシャフトだったので気にも留めていなかったが、センターシャフトもある事に気が付いた。改めて眺めてみるとフェイスが厚そうなので、問い合わせた所、わざわざヘッドの設計図をメールしてくれた。フェイスの厚みは1.188インチ(30.17ミリ)もう一息という所だが、パターフィティングでフェイスのボトムから15.3ミリの位置でコンタクトしているので、先ず先ずであろう。

このパターのセールスポイントは、アライメントの矢印を1/2度刻みで調整出来る事と、ヒールとトウにネジのポートがあり、重さを変える事が出来る事なのであるが、そんな事はどうでも良く、あくまでもフェイスが30ミリと厚いのが、私にとって最大に重要な事である。

というわけで、本日、配達されました。


既に、軽量のネジを装着してある


フェイスの厚みを確認(一目瞭然であるのだが)

スペック
1. Center Shaft Style
2. Length 31.5" (31”と32”を使ってみての、究極の結論)
3. Lie angle 68
4. Grip: Golf Pride Tour Tradition Std. Black Putter

お値段
Putter  $149.99
Custom Grip $7.50
Ground Freight $10.66
________________________
Total  $168.15

早速、カーペットの上で試し打ち。これは良いかも!打感がしっかりしている。Heavy Putter の妙なバイブレーション、Tall Face Putter のちょっと頼りない板金加工フィーリングに比べれば、格段によい。何回打っても打感が変わらないのは、スイートスポットが大きいという事だろう。長年使ってきた Monza に近いので調整の必要も無さそう。何故に、センターシャフト、オフセット無しに最初から固執しなかったのか悔やまれる。

ウエイトは、3種類、プラスチックプラグだけの軽量、そして、軽いネジと重いネジの3通り、重いネジではずっしり過ぎる感じがあるので、中間でセットした。(厳密に言えば、ヒールとトウの重さ違いのコンビネーションがあるので、バリエーションは増えるが、センターシャフト版でヒールとトウのネジを違う重さにするのは、意味がないと言うか、弊害がでそう)とりあえず、アライメントは調整せず。(こちらもセンターシャフトだと意味がないと思う)

自分の理想コンセプトに近いパターだと言う確信がある。2010年(人生でと言いたいところだが)の「パターをめぐる冒険」は終焉を迎えられそうだ。

デビュー戦は、今週土曜日だ。