yoosanよしなしごとを綴る

つれづれなるままにパソコンに向かいて旅日記・斜読・よしなしごとを綴る

2020.1 手帳は東武スカイツリーライン~半蔵門線~田園都市線を旅した

2020年02月07日 | よしなしごと

2020.1 消えた手帳はなんと東武スカイツリーラインから地下鉄半蔵門線を経て東急田園都市線を旅した?・・・・親切な婦人に感謝

 国際交流・宮あじ会は埼玉県宮代町のコミュニティセンター進修館で毎月1回開催される(HP 国際交流 宮あじ会参照)。
 2020年1月の定例会では、財布を出して会費を払い、次回の予定を手帳に記入し、財布と手帳を手提げにしまって手提げのチャックを閉めた。
 閉会後、近くの居酒屋・織りちゃんで2次会になった。帰りの電車を確認するため手提げから手帳を出し、確認後に手帳をしまい、財布を出して支払いをし、財布をしまって手提げのチャックを閉め、店を出た。

 急ぎ足で東武動物公園駅に向かう。帰り方は、東武動物公園駅から東武スカイツリーライン=伊勢崎線の下りで久喜駅に出てJR宇都宮線に乗り換えるか、東武スカイツリーラインの上りで春日部駅に出て東武アーバンパークライン=野田線に乗り換えるかの二通りがある。
 駅で待ち時間を比べ、春日部駅経由で帰ることにした・・そこまで判断したのだから、決して深酔いではないと思う。

 電車は空いていたので、手提げを膝に乗せ座る。習慣で、座るときは必ず手提げは膝の上に置く。近くには誰もいなかったし、電車の中で手提げのチャックを開けた覚えもない。わずか5分だからウトウトする間もなく春日部駅に着いた。
 1番線から6番線に移動し、少し待って東武アーバンパークラインに乗る。東武アーバンパークラインも空いていたので座り、手提げを膝に乗せ、ウトウトしているうち下車駅に着いた。家に帰ってから、チャックを開けて手提げから財布や文庫本などを一まとめにしてテーブルに置き、歯磨きを終え、入浴し、寝た。

 翌朝、予定を見ようと手帳を探したが、無い。財布、文庫本、メモ類は一まとめになってテーブルに置いてあるが、手帳だけがない。手提げをひっくりかえすが見つからない。ジャケットのポケットにも無い。玄関先?、パソコンあたり?、どこにも見当たらない。
 どこかで置き忘れたか?。織りちゃんで手帳を出したのはおぼえているから電話する。念のため進修館にも電話する。が、どちらにも見当たらない。

 手帳を使い始めて日が浅いから書き込んだメモは少ない。名前と電話番号、Eメイルアドレスのほかは、大事なことは書き込んでいないから実害はない。しかし、どこでなくしたか記憶が無いのですっかり落ち込んでしまった。
 夕方、婦人から電話がかかってきた。私の名前を確認してから、手帳を拾ったので送りたいという。お礼をしたい、郵送料はこちらで負担するなどと伝えたが、自分のことは知られたくないので差出人無しで、余分にある切手を使い郵送するという。よくよくお礼を言い、好意に甘えることにした。

 婦人の話では、手帳は田園都市線の鷺沼近くを走っているとき、網棚に置き忘れてあったのを見つけたという。
 駅員に届けると紛失物扱いでそのままお蔵入りになるかも知れないから、手帳に記載の電話番号に連絡してくれたそうだ。婦人がそのまま放置すれば遺失物となり、私が田園都市線に連絡しない限りいずれ処分されてしまう。

 東武スカイツリーライン+東武アーバンパークラインで帰宅した私は田園都市線を思い浮かべることはあり得ない。婦人の的確な判断には頭が下がる。
 学生のころ大井町線を利用して通学した。卒業してから大井町線は田園都市線に乗り入れ、鷺沼行きも走っていたから、鷺沼駅のおよその地理は想像できる。婦人に感謝を伝えながら、手帳はずいぶんと長旅をしたようです、などと無駄話もした。
 翌々日、速達で手帳が届いた。感謝感激である。

 東武スカイツリーラインは東武動物公園駅(埼玉県)を出てから押上駅(東京都)で地下鉄半蔵門線に乗り入れ、渋谷駅(東京都)から東急田園都市線に乗り入れていて、鷺沼駅(神奈川県)を通る。
 東武動物公園駅から鷺沼駅までは、埼玉県~東京都~神奈川県を走り、1時間40~50分もかかるようだ。手帳を紛失してから親切な婦人が見つけるまで、ほぼ丸一日経っている。手帳は電車の網棚に乗って長い旅をしたことになる。

 東武動物公園駅から乗り換えの春日部駅まで5分ほどである。手提げのチャックに少しすき間があって、座るときか立ち上がるときに手提げから手帳だけが飛び出し、その手帳を誰かが網棚に載せ、そのまま丸一日が過ぎた、とも考えられる。
 ウトウトしていた私に狙いをつけ、気づかれないように隣に座り、チャックをさっと開け、黒の手帳を財布と勘違いして抜き取り、私が降りたあと財布ではなく手帳だったことに気づいて網棚に放置した、とも推理できるが、わずか5分しかない電車でそんなことができるとは考えにくい。

 真実は闇の中だが、財布といっしょにしまった手帳だけが紛失したのはやはり奇々怪々である。もし手帳ではなく財布であれば、名前も電話番号も書いていないし、現金とキャッシュカードが入っているから実害が発生しやすい。財布ではなく手帳の紛失は不幸中の幸いである。

 婦人の親切心で手帳が戻ったことは事実である。この恩義を忘れず機会あるごとに親切を返していきたい。
 くれぐれも手提げのチャックはしつこいほど確かめる、電車ではウトウトしない、注意力が散漫になるほど飲み過ぎないことをお勧めしたい。 (2020.2)

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