背景1 あおり運転
あおり運転の痛ましい事故をきっかけに道路交通法が改正された。報道でもあおり運転が再三取り上げられるようになった。コメンテーターによると、ドライブレコーダーが状況証拠の決め手になるそうだ。・・トラブルを避け、遠出は列車など公共交通を利用するようにしてきた。
背景2 新型コロナウイルス
新型コロナウイルスは、飛沫、エアロゾル、接触によって感染が広まるそうだ。マスク、手洗い、うがいなどの感染対策の万全を期して外出自粛が緩和されたが、感染リスクを抑えるためにマイカー利用の遠出が増えた。・・そこでドライブレコーダーを付けることにした。
web情報を参考にする
web情報を5つほど読んだ。専門的な解説やていねいな解説でよく理解できた。
整備工場やディーラーに頼むと、直接電源を取る、内張の裏に配線を隠すなど、本格的な整備になり料金も高額なようだ。
一方、シガーソケットを電源とし、見た目は少し悪くなるが、自分でも取り付けられそうである。
低料金のドライブレコーダーにはカメラが前方だけの機種もあるが、あおり運転対策だから前後が撮影できる2カメラがよさそうである。
撮影の解像度、撮影時間も新型ほど性能が高くなっていて、応じて高額である。
機種を選ぶ
ドライブレコーダーをキーワードにwebを検索する。
代表的なメーカーは、ケンウッド、コムテック、ユピテル、パイオニア、パナソニックなどである。
それぞれ口コミを読んだ。同レベルの機種なら、メーカーによる大きな差はなさそうだ。
①前後カメラとも200万画素~・・新型は画素数が格段に多い
②マイクロSDHCカード16GB・・新型は32GBが多く、解像度も上がり、撮影時間が長くなる
③GPS搭載
④LED信号機対応
⑤夜間・トンネル出入り口対応のHDR搭載
などが標準的であり、ほとんどの機種に⑥音声記録、⑦運転支援機能なども付いている。
最新型は性能が格段に向上していて、応じて価格も高い。反面、一つ前の年式は性能は一定以上をクリヤーしていて、価格が半額ほどになる。
4機種を比較して、ケンウッドDRV-MR740、17800円・・発売時のおよそ半額・・をアマゾンサイトで発注する。翌々日に届く。
ドライブレコーダーを取り付ける
①マイカーの運転席に座り、メインユニット=前方カメラをダッシュボードの上に、後方カメラをラゲッジカバーの上に仮配置し、メインユニット上部にマイクロSDカードを挿入、コードを接続する
②シガーソケット12vに、シガープラグを差し込み、エンジンをかける=メインユニットの録画開始→エンジンを切る=録画画面オフ→再度エンジンをかける=録画開始
③メインユニット右横のスイッチを押すと前方画面の左上に後方カメラが写る
→スイッチをもう一度押すと、画面は後方カメラが主になり、画面左上に前方カメラが写る
→もう一度押すと、前方カメラのみの画面→もう一度押すと、後方カメラだけの画面に切り替わる
・・ほかにも機能はあるが録画は正常なので、部品、コードの取り付け開始
④メインユニット=前方カメラはフロントガラスの上方、中央右側、バックミラーに支障がなく、ワイパーの拭き取り範囲に貼り付ける(写真)
⑤シガープラグコードはシガーソケットから、運転操作に支障ないよう、ダッシュボードに沿わせビニールテープで留める(写真)
⑥シガープラグコードと後方カメラコードをいっしょにして、運転席右ドアの縁カバーのすき間に押し込み、サンバイザーの後ろを通してメインユニット=前方カメラと接続する(写真)
⑦後方カメラコードは、運転席右ドアの足元の縁カバーから後方席右ドアーの足元の縁カバーを通し、そのまま右ドアーのすき間からリアガラス周りの縁カバーのすき間に押し込む・・コード類はほぼ隠すことができる
⑧後方カメラは貼り付ける前に角度調整ネジを緩めてカメラの向きを調整しておき、熱線を避け、リアワイパーの拭き取り範囲内で、リアガラスの上方、ほぼ中央に貼り付ける(写真)
再度エンジンをかけ、前方カメラ、後方カメラの写り具合、スイッチの切り替えを確認する。すべて正常、作業を終える。
取扱説明書を読みながらの作業でおよそ1時間だった。作業だけなら正味は30分ぐらいではないだろうか。
部屋に戻り、珈琲を淹れながら一息する。ドライブレコーダー無しでもドライブが楽しめる車社会を望みたいね。 (2020.10)