犬の散歩

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食欲がなくなった

2022-11-09 16:14:24 | 日記

2022年(令和4年)11月9日(水)

 

 昨日は殆ど食べなかった。今日は水を少し飲んだだけだ。犬はどんな気持ちなのだろう。何らかの理由で食欲がなくなったのだろう。北海道の地名入りの薄い生ハムを鼻先に持って行っても避けようとする。エゾシカ肉のフリーズドライを鼻先に持って行っても足元に置いても食べない。チューブ状の流動食も食べない。甘酒も飲まない。曲がりせんべいやハムエッグ等のサンドイッチも駄目だ。その他、かろうじて食べていたものも食べない。その後、犬は水は少し飲んだのだが頭は壁に預ける姿が見られた。弱々しい。痛々しい。

 犬は昼、どうしていたのだろう。おそらく眠っていたのだろう。私が知らないのは私自身が寝ていたからだ。何時間眠ったろう。

 犬は今眠っているが、起きていると私の足に体を寄せたり見えない所で吼えたりするのでその途切れ途切れの対応に追われて何も出来なくなる。何か食べ物を食べさせようとしたり水を飲ませようとしたりで慌ただしいのだ。

 

 昨夜は7時過ぎに犬を庭に出した。用足しだ。東の空に丸い月が見え左下が欠けていた。見ていると音も無しにどんどん確実に欠けていく。長く外にいたものだ。現象として欠けるのも凄いが元に戻るのも凄いと思う。天王星の食はTVで見るしかないだろう。犬は当たり前だが地面を見ていた。

 犬は室内で狼藉を呈す。水入れをひっくり返す、甘酒を入れている皿に足を突っ込み歩き回る。あっちこっちベタベタだ。黄色の餌皿を音を立ててひっくり返す。一体、どうなっているのか。目が見えなくて誤ってやっているのではないように思われる。理由は分からないが意図的な行動のように思える。何かを訴えているのか。

 

 夕方、コウモリが数頭、空を音もなく飛び回っている頃、犬を外に出す。犬は前の通りを少し歩いて糞をした。食べなくても案外の量が出るのだと感心した。小用も足した。これで一安心。30分位要したが。

 犬がいないなと探すと玄関の土間に腹ばいになっていた。どうしてこんな所にとは思ったが何も言わずにバスタオルで犬を起こしてフローリングに上げる時、犬は上目遣いで私を見た。確かに黒目の中央辺りが灰色のコンタクトレンズを装着したように見えた。白内障なのだろう。ある作家のエッセイが連載されている先日の新聞に・・・犬の両目ともに白の碁石を埋め込んだように乳白色で黒目がない・・・とあるのを読んであまり珍しい病気ではないのかと思った。しかし、そうなった者の身になってみるとなんと怖いことかと思った。犬が吠えるのはそれへの恐れに発しているのかもしれない。

 

 


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