7時10分に犬の散歩に出掛ける。今日は火曜日である。朝食の後、犬を北から南に移動させる。北に置いておくと状況が分からず糞などをしたりするからだ。
国道に出る。車が極端に少ない。今日は大晦日である。いつもの列をなしている車は通勤車両ということになる。今日、仕事という人はそんなに多くはないだろう。
川沿いに東上する。この土手道も歩いている間、車が一台も通らなかった。道の両側にセイタカアワダチソウが立ち枯れていた。セイタカは意味が分かる。今は日本の気候風土に適応してセイタカではないものもあるが、目立ち始めた3,40年前は必ず人の背丈より遥かに高くなっていた。セイタカはよいにしろ、アワダチソウとは何のことか分からないでいた。今日その理由が初めて分かった。花穂の先、或は一部、或は全部、白っぽくなっていてふわっとしているものがあった。石鹸の泡のように真っ白ではなく、少し灰色がかっているが、確かに泡立っているようには見える。学名から来ているものなのか。物の名前は語源を遡ると面白いが、大半はこじつけのような気がする。
青緑に塗られた橋、国道からの最初の橋になるが、そこで左折する。ここまで直線で来るとかなり時間を稼げているはずだ。
丘陵の裾の道を歩く。ヒメオドリコソウがたくさん咲いていた。
観音堂古墳に行く。それから仁馬山古墳に行く。ここは少し林になっているのでダニはいないかなと心配になった。帰って、早速、ダニ除けの薬を首の後ろに滴下する。毎月末にしている。
犬はしゃがんで尿をする時と、後ろ右足を上げてする時がある。私と同じく左足利きなのだ。けんけんをする時、私は右足を上げて左足でジャンプする。尿をする時の姿勢の違いは斜面なら後者の姿勢のようだ。平らだと前者の姿勢。ただ、平らでも草などに引っ掛ける時は後者である。犬はやたらと水溜りの水を飲んだ。水溜りにぶつかる度に水を飲む。家でも美味しそうによく水を飲む。まだまだ、尿を出すつもりだなと思う。
丘陵の尾根に当たる道を歩いた。春の史跡の道コースと同じである。川北神社(上の山古墳)の前を通り、横から市の施設の敷地に入る。
市の施設の表から出て緩やかな坂道を下る。丘陵の尾根を歩いている時から熱さを感じていた。シャツの第一ボタンを外し、第二ボタンを外し、ジャンパーのジッパーを下までおろし上の方を少し脱いで風を入れた。予感ではなく、横着をしてマフラーをしていなかっただけであるが本当に良かった。額に汗が少しにじむ。背中も汗をかいているようだ。
風は冷たく乾ききっている。それでもこんなに熱いのは、かなりの距離を速足で歩いたせいだろう。
8時半過ぎに帰着。正直なところ少し疲れた。
昨夕の散歩について
4時過ぎに犬の散歩に出掛ける。横浜の親戚がリードを持ってくれた。
北の門から出たが、その時に大きな荷物を両手で前に抱えている人が我が犬を見て、まあ、可愛らしいと言ってくれた。どうも。
犬の最初の行動、態度は私がリードを持っている時と同じだった。走る、やたらと辺りを嗅ぐ。結句、リードを引っ張りぱなし。犬の体は伸びに伸び切っている。鼻は先に伸び、姿勢は極端に低姿勢である。遊泳中のアシカとかオットセイのように見える。
横浜の親戚は例によって、止まり体を撫でて注意する。それを何度か繰り返すと、犬は次第に我意に走った行動が少なくなっていった。勿論、リードは短くして意思を伝えている。
犬も何事も諦めが肝心というということを体験的に学習させなければならないようだ。
公園で柴犬を連れた人と出会う。さっき、服を着せられた犬を連れた人と話していたが、我が犬を見ると、別れてこちらに来たのである。服を着せられた犬は我が犬に向かって吠えるので飼い主はこちらに近寄ろうとしない。
我が犬は嬉しそうにすり寄って行った。全身をさすってくれた。
相手の柴犬も可愛いが、あまり愛想はない。咽喉を撫でてやると喜ぶようだ。
海に行ったが海岸へは下りなかった。雲が多く冬の侘しい風景である。日の入りは少し遅くなってきたが、やがて日没だ。
5時15分前に帰着。