7時20分に犬の散歩に出掛ける。今日は土曜日。
幼稚園、小学校の前を通るコースを歩く。曇り。
雨が降っていたので出発を遅らせた。
小学校の前の畑のトウモロコシはまだだったが別の所の畑のトウモロコシはもう穂が出ていた。
犬は水溜まりの水を美味しそうに飲んでいた。
8時5分前に帰着。
昨夕の散歩について
4時5分前に犬の散歩に出掛ける。
公園、グラウンドを通って海岸に向かう。
犬の糞切りが悪くなったのは一昨夕からだ。朝は特に問題はなかったと思うが。犬が糞をする姿勢を取る。糞をする。そして一旦しても少し動いてまたするのだ。
海辺のカフェの横から浜に下りる。
北に向かう。ミズクラゲやアカクラゲが浜に打ち上げられていた。空にはミサゴがゆっくり飛んでいた。内側の羽が白いので分かる。その次にトビが来た。トビの頭は本当に小さい。体の大きさの比から言うと殆ど無いに等しい。その次にミサゴの頭が比較的大きい。カラスが一番大きい。だから、カラスとトビが上空で争っている時はカラスが常に上位にありトビを攻撃する。頭の良いカラスは上位にある者だけが攻撃できることを知っているのだ。トビは悲鳴を上げて逃げるばかりである。
子供の頃、山に行ったことを思い出す。自分の家の山なのだが松を植えていた。その松が赤松か黒松か覚えない。その時、空でカラスとトビが付かず離れずで喧嘩をしているのを見た。親がそう言ったのか、動きや様子を見て自分で喧嘩だと判断したのかは覚えていない。そしてどうして体の小さいカラスが体の大きなトビを追い払うのか理解出来なかった。子供の頃は勝負や強弱や大小が主な評価基準だった。
あの山の麓には竈のような焼き場があった。いくつも穴があった。群青色をしていたような気がする。傍らには薪が山と積まれてあった。そこでの火葬に立ち会ったことはない。今程、交通手段が発達していなかった時分のことだ。何でもかんでも自前だったのだ。水を供給する井戸は各戸にあった。火葬場も集落ごとにあった。私が住んでいた所の火葬場は墓のある海の近くに穴を掘ったもので、そこで遺体を燃したのだ。野辺送りだったのだ。燃やしている時、誰かが付いていたのだろうが、我々は別の所に行って、ある程度の時間が経ったら、その現場に行き骨拾いをするのだ。その時、周囲に生えていた背を覆うばかりのハマウドの圧倒的な大きさが印象に残っている。草なのに樹木のような大きさにびっくりした。その独特の香りも。尤も、横野の海に泳ぎに行っていた時の記憶と重なり合っているような気がする。小学生の頃は毎日、泳ぎに行っていた。そしてその場所と認識していた場所は走って通った。
その山の中腹だろうか用水路がぐるりと巡っていた。水はなかった。雨の時に流れるのだろう。
もう一つ、あの山で思い出すのは鬼の金棒と称していた幹というか茎というか直立しその全身にトゲを生やした木というか草というか、あれはタラノキなのだろうか。矢張り何か香っていた。ハマウドとは違うが何か似ているものもあったような気がする。何か他の物を弾くような香りだ。反発香といっても良いだろう。
スナガニが巣穴に入らずに乾いた砂の方に行った。その走り方は蜘蛛にそっくりだったので一瞬ビビった。帰りにも見掛けたがその時はどうということはなかった。このカニは巣を失ったのだろうか。
波打ち際に小さなミズクラゲがたくさん打ちあげられていた。長円形で長さは1,2cmといった所だ。
突堤に上がり先端に向かう。先端近くで釣りをしている人がいた。挨拶をする。フナムシが突堤の沿った消波ブロックの上を這っていたがこの釣り人の所には這い上がっていた。撒き餌か何かがあるからだろう。
突堤の先端には撒き餌の赤いオキアミが見えたので行かず。それでなくとも犬は突堤を舐め回っているので。
帰りに釣り人のバケツを見ると1匹のキビナゴが腹を上にして浮いていた。本当にキビナゴかどうか知らないがあれ位の魚だったらキビナゴしか名前を知らないのだ。
ある家の換気扇の排出口にスズメバチが寄って行った。多分、油分に惹かれてのことだと思う。
帰路、犬は激しくハアハアと言い続けた。もう、この時刻の散歩はこの時季、既に酷なのかも知れない。しかし、犬の今すぐにの散歩要請の強烈さは靡いているのが現実だ。
ミニタオルをポケットに入れておいた。顔の汗を拭く時に眼鏡を外して拭かねばならない。一つの目的のために二つの動作が必要なのがとても面倒臭く思える。
4時半に帰着。今日の午前中で庭の整備が終わり綺麗になった庭にアシナガバチが来ていた。