犬の散歩

見たこと、聞いたこと、感じたこと、思ったこと

10年が経過し16歳

2022-06-30 16:33:50 | 日記

 2022年(令和4年)6月30日(木)

 

 朝5時だ。犬を庭に連れ出したのは確か真夜中だった。もう外に出さねば。最近、犬の朝は遅くなってきた。まだ睡眠中なのだろう。でも起こさないと。不機嫌になるのは分かっている。良し良しと黄色のバスタオルを持って犬に近付く。反射だろう、犬は何かいなとしながら、嫌々でもないが前半身に隙間を作ってくれた。そこに素早くタオルを差し込み犬を起こす。タオルは前足に寄っているので後ろ足はまっすぐに伸びて立つ力はない。ゆっくり後ろ足を着地させてタオルを調整しながら犬を前に進める。敷いているマットの上を歩けばよいのにわざとそこを避けるかのようにつるつる滑って歩く。体重を支えねばならない。犬も大変に違いないが、こっちだって。なんで知恵を使ってお互い協力できないのか。

 犬は少し漏らしているようだった。最近、犬を立たせる時に、そうではないかと感じさせることがあった。少量だがちょっと臭う。それから雨滴のようなものは犬の唾液だと目撃した。

 犬は庭に出るとすぐに多量の尿を排出した。良し良しである。そのためか庭に蝶やハエが多く集まる。蝶は入ってこないがハエは時々、室内に入ってきて私を驚かす。

 その後、何度か犬を庭に連れ出す。太陽が怒っているように私を突き刺す。庭の伸びた草も、オヒシバ、メヒシバ、エノコログサ、スズメノカタビラなどだが、葉を細めて防御している。これらはすぐにでも枯れてほしい。雑草も流行りがあることが分かった。

 

 犬の朝は遅くなり、起きてからもしばらくは食欲がない。頭をさすったり背中やお腹を撫でたりして刺激を与えてゆっくり目覚めさせる。覚醒すると少し機嫌も良くなり好みのエサを与える。鼻でしっかり嗅いで良しとすると口を開ける。

 朝9時前から29度近くに上がった。犬も落ち着きがない。エアコンを入れるしかない。私自身は風通しの良いところがあればそこに横になれば十分なのだが、犬には風通しはあまり関係ない。だからエアコンを入れて空気を冷やす。が、これはすぐに慣れる。それ以上に犬はその閉鎖空間があまり気に入らないようでドアや戸のところに立つ。そこで開けてやると犬はスルスルと出ていく。勿論、暑い。が、犬はオープンな空間がお好みで暑さをすぐには感じ取れないようだ。厚い毛皮があるからだ。それでも冷気が逃れるのを恐れて犬を中に入れる。

 

 6月30日はこの犬が我が家に来た日である。それは2012年(平成24年)のことだ。その時、6歳だと前の飼い主から教えて貰った。だから、今、犬は我が家に来て10年が経過し16歳ということになる。早いものである。私は何故か、17歳と誤解していた。算数の基礎の基礎の足し算、引き算が怪しくなってきた。これで大丈夫ですよね、前の飼い主様。

 

 


無心な者勝ち

2022-06-29 17:57:06 | 日記

2022年(令和4年)6月29日(水)

 

 夕方6時前になって犬があまり動いていないなと感じて散歩しなくては思い散歩に出かける。この時刻であるが太陽は依然として高く異常に脳天を光が突き刺す。全身真っ黒の犬は私より遥かに多くの熱を浴びてどうしようもなく暑かろうに家の周りを半周歩いた。黒いアスファルトは手を触れるとその行為を咎めるように熱かった。どうしてこう不合理なのだろう。誰も望んでいないのに。決定的な処断が下される。

 わんこ、わんこ、どうしてこうなってしまうのだろう。大きな目を開けて一途に見つめる視線に応えようがない。無心な者勝ちである。生き物は表現し伝えるものだからだ。

 

 


褒められようとしていた

2022-06-28 14:13:44 | 日記

2022年(令和4年)6月28日(火)

 

 犬は水入れに足を入れてひっくり返し周囲を水浸しにする。勿論、わざとではないが、空間把握が出来ていないので不用意にひっくり返したように見えるのだ。空間把握が犬の得意な技能なのかどうか知らないが、昔はなかったことだ。目が行き届いていたのではないか。何もかんも昔の方が良かった。確かにそうだろう。生き生きして生気に満ち溢れていた。躾が行き届き、礼儀正しくて、褒められようとしていた。その時に少し首を傾げてまん丸い目でこちらを見ていた。確信し少し先を見通していた。そういう目であった。躾と言えば用足しも完璧であった。お利巧さんだった。

 砂浜を一緒に駆けたこともある。犬が斜め後方を付いて走る私を上目で見て位置を確認していた。それなのに犬は突然、私の前に飛び出した。このままでは犬を踏んでしまう。この駆けっこの時ではないが、時々、犬の足を踏んで悲鳴を上げさせたことがある。これは拙いと思い、私は犬の前に飛んで転んだ。双方無事であったが、今となっては懐かしい思い出である。犬も走っていたのだ。私も走っていたのだ。このことは当時のブログに掲載してある。

 頻繁に昼夜を問わず、犬を庭に連れ出しているので用便は大丈夫だ。糞もしっかりしている。どうしてあれだけぐちゃぐちゃになったのだろうか、今となっては不思議でならない。

 犬がイノシシと遭遇したのもよく覚えている。田園地帯を歩いている時、草陰に毛の荒い茶色の動物がいた。何だろう。突然、その動物が駆けだした。こちらへではなくあちらへ。要するに逃げたのだ。全体像が見えた時にイノシシだと認識できた。犬も初めて見ただろう。駆け方の一途さに圧倒された。犬と一緒だったからイノシシは逃げたのだと思った。

 公園で他の犬に襲われたことがあった。離れ犬が我が犬に襲い掛かった。ウウウと唸りながら。我が犬はすぐに伏せた。相当怖かったろう。私は犬の上に覆いかぶさり、守った。後で飼い主が謝りに来た。リードが外れたそうだ。

 以上の出来事は当時のブログに掲載されている。まだ、色々なことがあったのだ。我が家に来た最初の夜のことは忘れられない。ここでは記さない。

 

 


首筋を揉んでやる

2022-06-27 17:43:30 | 日記

2022年(令和4年)6月27日(月)

 

 朝5時頃、犬を庭に連れ出す。犬は眠ってはいないが、目は確かに明いているが、黄色のバスタオルを持ち出しても自ら立ち上がる気配を見せない。共同作業のようにバスタオルを差し込みやすいように横領良く上半身を浮かせて意思表示をするのが常なのに、それがない。

 よう寝ていないのか。それで機嫌が悪いのか。でも眠いかもしれないが、前回、用を足したのは真夜中くらいだったから、行った方が良いというのが私の判断だった。無理をしてでも犬を庭に連れ出さねばならない。

 嫌々、行動を促されたからか、犬は庭に出てもなかなか小用を足さなかった。2,3mm位の黒い蚊が犬にも私にも寄ってくる。今、羽化したような感じだ。弱弱しいが刺されると痒そうだ。近くに小さな水溜りがあるのだろうか。小倉の親戚が犬の小用を促すに庭から外に出て歩かせて成功していたのを思い出して私もゲートを開けて犬を連れだす。犬は電柱のそばで小用を足した。ここはマーキングの聖地なのだ。

 兎に角、室内に入って犬に餌をやる。ジュレである。よく食べる。メインは鶏肉なのだが味付けが良いのだろうか、犬は好きだ。軟らかく調理されているのもその理由だろう。それから新鮮砂肝、グルコサミンとかコンドロイチン配合の関節の健康配慮のささみと焼きささみなどを与える。袋に書いてあったのでここに転写するばかりである。栄養的に偏っているかもしれないが、犬は量的に多く食べるようになったと思う。お腹を壊してもらっては困るが、食べられる時にしっかり食べてほしい。

 家の中ではどうしても犬は座って時間を過ごしがちだ。それは私も同じなのだが。兎に角、庭に連れ出すのが運動だ。散歩に出かけると帰ってくるのが実は大変なのだ。途中で動かなくなるのでどうしても私がリードを引っ張らねばならなくなる。瘦せたとはいえ体重は20kg弱ありそうだ。犬も辛かろうが、私も辛いのだ。年齢的には犬の方が年上かもしれないが、私は心臓病を抱えているのだ。犬もそうかもしれない。もっと多くの病を抱えているかもしれない。もう無理をしたくない。健康に運動が良いというのは嘘である。人生のある期間においては正しいのかもしれないが、それは特別な短い時間においてである。野生の動物でトレーニングと称して用もないのに運動をしている動物を見たことがない。人間だけが特別なわけはなかろう。知的、言語学的なことは別にして生に関しては植物や動物に習うのが私が長年で学んだことだ。

 どうしたんだろう。遺言ではあるまいに。無理をして頭を使うものだから疲れてきた。

 犬はエアコンの効いた部屋で元気そうである。時々、ドアや戸に向かっているので出してやる。庭にも出すこともある。

 室内で犬が寄ってくると好みの餌をやったり首筋を揉んでやったりする。私にできることは本当に限られている。

 

 


立って歩かせる

2022-06-26 17:33:35 | 日記

2022年(令和4年)6月26日(日)

 

 犬を家の周り半周を散歩のコースとしている。室内では犬をできるだけ立たせている。座り込んだら吠えようが吠えまいが早速にバスタオルを用意して犬を立たせる。すると犬は歩く。犬は座っていると両後ろ足を前に伸ばして固定化してしまう。その方が楽なのだろう。そのまま固まってしまってはますます立てなくなってしまう。痛かろうが、痛くなかろうが立って歩かせることだ。長い距離ではないし。どうせすぐに座り込んでしまうのだから。

 ただ、残念なのはエアコンを入れているのは締め切られた一室なので、犬は面白くないようだ。だからできるだけ、2時間毎か犬が私の周りをうろうろし始めたら庭に出すようにしているのだ。今のところうまくいっているようである。糞、小用に関しても。リズムが整ってきたようだ。