2022年(令和4年)6月23日(木)
夜中、犬が吠えるのを宥めるため頭や体をさする。良々ええ子やね。寝んねするんよ。犬の好みに餌をやることもある。こんな扱いが犬を高めることにつながるのだろうか疑問に思う。これだけのことなのだろうか。
兎に角、21日の夜から22日の未明にかけて犬は吠え続け私は殆ど眠っていない。22日は終日ぐったりしていた。22日夜から23日未明にかけてはこれまた記憶がないのだが、少しは眠ったようだ。
犬は別に私に睡眠障害を起こさせようとしているのではない。自身の内在的な理由で吠え続けたのだ。それが生というものかもしれない。誰にも何の利を生まない。したいからする。行為自身が目的なのだ。それ以外ないという独立性、孤立性だけのためのものだ。
これまで飼い犬を見送った飼い主の話を何度か聞いたことがある。その最期の悲劇的なそれでも最終的に安らかな様子を伺った。そうだろうなとすべて納得できるものだった。そういうものだ。
しかし、誰一人、犬の下の世話について触れることはなかった。我が犬に照らしてそんなことはあるまいと思う。でも誰もそれに触れないし、その苦労の具体的な話をしない。犬の尊厳に関わることなのだろうか。それは分かる気がする。それは当然のことで誰でも知っているのだろう。だから敢えてしないのだ。私が迂闊だった。毎日のことなのに。毎日のこと以上のことはできないと思い知ったのは最近ではロシアのウクライナ侵攻であった。
今日も休業日になっているようであれば連絡しようと思っていましたが、記事が更新されていて安心しました。これから暑くなりますので、どうぞご自愛くださいませ。