信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

簡易水道有収率対策プロジェクト会議&&JA松本ハイランド行政懇談会&昭津上空からの風景

2024年01月22日 | 生坂村の会議
 1月22日(月)は日差しが少し届きましたが、雲が優勢の空で昼間も寒く感じられました。
 午後1時30分からの簡易水道有収率対策プロジェクト会議は、私の挨拶で始まり、前回会議からの対応状況として、下生野で送水管破裂VPφ150、中塚で配水管修繕工事VPφ50、 中塚で漏水調査、奈良尾沢で送水管修繕工事SPφ80、長谷久保で給水管修繕修繕工事、宇留賀漏水調査で寺沢1件の宅内漏水、宇留賀漏水調査で鷺の平1件・会2件の宅内漏水を発見などを説明してもらいました。

 次に、各ポンプ施設の運転時間の比較、上生坂第1配水池流量比較、下生野第1・第2配水池流量比較、配水量と使用量の比較、安曇野市受水量比較などの説明も受け、先月12月は有収率が0.2%アップして76.63%となり、以前高い有収率を維持しており、担当職員はじめ関係各位に感謝申し上げます。

 大町系統の有収率の下降は、菅の窪ラインか古坂集落内での漏水でり、山の中で0.3トン、集落内で0.3トンずつであるから、発見は難しい状況であるが、次回の会議までに仕切弁を操作して漏水調査をすることや、上生坂第2の有収率が上がったのは、先月の小学校での漏水を修理した結果であることなどを協議しました

 次回会議までの対応等について主な協議の内容は、先程の大町系の菅の窪ラインにおいて古坂集落内の漏水調査を実施すること、能登半島地震で上水道の復旧がかなり掛かる状況から、当村は配水池からの配水管と給水管を耐震化・老朽化対策を早めに実施して、有事の際には給水車で配水池に給水すると早めに復旧できるのでないか、送水管と配水管を兼ねている地区もあり、各地区の状況を精査して、計画的に布設替えをしていくことが大切であり、震度7程度の大地震が起きれば耐震管でも継ぎ目が破損してしまうとのことなど、今後も当会議でライフラインである上水道関係施設の老朽化・耐震化対策は計画的に進め、漏水対策は迅速・的確に対応することなどを協議してまいります。

 午後1時からは、令和6年度地域発元気づくり支援金事業村長ヒアリングを行いました。

 最初に生坂村観光協会による新規事業の「#landscape 大城・京ヶ倉をもっと世に出す事業(仮)」で登頂記念バンダナの製作等と大城・京ヶ倉の登山道及び周辺環境の整備などの内容でした。

 次に、生坂村農林水産物生産者組合による継続事業の「いくさか農業 松本山雅FCとともに全緑登頂事業」で、ぶどうカードの新規作成と配布、農産物陳列用ワゴンの整備とラジオ放送や新聞折込等のCMなどの内容でした。

 次に、健康福祉課による継続事業の「お出かけをもっと楽しく、もっと便利に事業」で、いくりん等公共交通の利用方法の映像制作と乗り物お出かけ体験ツアーなどの内容でした。

 次に、教育委員会による継続事業の「生坂村歴史文化遺産『一星亭』周知・再生プロジェクト」で、再生プロジェクトは、主屋及び土蔵内の整理と片づけ及び簡易的な修繕等の実施と、一星亭周知プロジェクトは、「一星亭探訪ツアー」(見学会)の企画・実施などの内容でした。

 最後は、村づくり推進室による継続事業の「いくさか『創造の森』プロジェクト」で再生型観光(リジェネラティブツーリズム)などの内容でしたが、発展性の事業内容や具体的な内容を詰めて欲しい事業がありましたので、申請の締切までに更に詰めていただく様にお願いしました。

 午後4時からの「JA松本ハイランドと生坂村との行政懇談会」では、平沢専務理事さんをはじめ10名の幹部の皆さんにお越しいただき、当村は7名が出席して行われました。

 最初に平沢専務理事さんから、当管内は農業が基幹産業であり、今年度は凍霜害が発生して果樹関係を中心に被害を受けましたが、当村ではさほどの被害は無かった様ですが、この頃の燃料や資材はじめ物価高騰により生産コストが増えていますが、価格に反映できていない状況であり、食料・農業・農村基本法が改正され、様々な農業問題に対して引き続き行政と共に取り組んでまいりたいなどの挨拶を頂戴しました。

 私からは、能登半島地震の発生に鑑み、当村は糸魚川静岡構造線の上に位置して、何時大地震が発生するか分からず、平成16年の台風23号では、土砂崩落で村内各地が寸断された歴史があり、そのレジリエンス強化のために脱炭素先行地域づくり事業を成し遂げたいので、農協さんは共同提案者であり、(株)いくさかてらすの出資者でもありますので、引き続き地元の企業の皆さんと力を合わせて取り組んでまいりたいので、更なるご支援をお願いしますなどと挨拶をさせていただきました。

 その後、JA松本ハイランド令和6年度農業生産方針、生坂支所の農業振興策(地域農業振興ビジョン)などについて説明を受けました。

 まず「農業振興ビジョンの実績による生産基盤の強化と、広域営農指導体制の確立により、次世代へつなぐ産地づくりをすすめます。」「JA独自支援対策や各種行政支援対策等を積極的に推進活用し、地域農業の振興を図ります。」「気象災害への対応や技術情報発信、販売戦略に基づいた生産指導により農業所得の向上に努めます。」「燃料・飼料・生産資材の価格高騰への対応と生産コストの低減、農家への経営・金融支援に取り組みます。」「『食料・農業・農村基本法』改正の方向性に即して、持続可能な食料生産と再生産可能な価格形成の重要性について、消費者や地域社会に向けた情報発信・理解促進と産地の発展を目指します。」などの基本方針を説明していただきました。

 次ぎに米穀、野菜・特産、果樹(特にぶどう栽培)、夢づくりサポート事業並びに、生坂村の地域農業振興ビジョンとして、具体的な方策、主要農産物の生産計画・生産振興策、担い手及び多様な農業者の育成と環境に配慮した持続可能な農業の取組、農の営みを通じた豊かな地域づくり、各種支援対策の活用、地域農業振興ビジョンの推進体制などを詳しく説明していただきました。

 意見交換では、農業公社の研修生からの声で、農協への出荷はJAの努力により価格を納得して出荷であり、指導員の秀と○秀の選果の基準のスキルアップをお願いしたいことは、統一規格の指導により公平な選別を行うこと、農薬の予約購入後に在庫が足りない場合があることには、季節ものの在庫は取り揃えておきたいこと、雨除けのハウスメーカーの間違いで、作業が二週間止まって困ったことについては、メーカーに迅速に対応するように指導すること、農機具の対応は部品の調達が早いなどメンテナンスに感謝していること、小麦の栽培を増やしていただき灰焼きおやきの販売増につなげたいなど協議をしました。
 
 また、生坂村ゼロカーボンシティ宣言からの経過、上野ぶどう園の防霜ファン、有害野生獣防止柵、潅漑施設のポンプの電源確保等の農業者への影響について、マイクログリットと太陽光設備と蓄電池の整備による電気の調達等のJAとしての役割についての支援内容などを説明させていただき、太陽光発電による施設栽培の加温の検討、(株)いくさかテラスへの融資支援なども協議させていただきました。

 今回も当村の農業の課題や脱炭素先行地域づくり事業などの話をさせていただき、農協さんからは色々なアドバイスをいただき、地域協同組合として、地域の暮らしを守り、地域の発展に寄与する農協さんの引き続きのご指導、ご支援をお願いいたします。

昭津上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、朝霧と雲に覆われたいた昭津上空からの風景を撮影しました。

 その他生坂村では、中学校で集金日・SC訪問、住民課関係業務開札などが行われました。