信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

おじさま倶楽部視察研修二日目&山清路の風景

2020年09月25日 | 生坂村の取組
 25日(金)は朝から小雨が降っていても、視察の時は止んで助かりました。でも午後には強い雨が降り涼しい一日でした。

 おじさま倶楽部視察研修の二日目は、小海町の宿泊先を朝8時50分に出発して、北相木村の農政関係の職員さんからご紹介をいただき、農業委員を務めています新津さんの小海町の野沢菜畑にお邪魔してお話を伺いました。


 新津さんは、奥さんの実家の畑とお借りしている畑、約7町歩で野沢菜の二毛作をされていて、夏は朝5時から10時まで、今は5時30分から10時30分までと、一日5時間労働を基本にされているとのことでした。


 今年は3月25日に蒔きつけをして、7月の長雨の時は蒔きつけができないことがありましたが、ほぼ順調に栽培ができているとのことでした。
 おじさま倶楽部の皆さんも、野沢菜を栽培して、農業公社、(株)まるたか、当社に出荷をしていますので、栽培についてのノウハウはありますから、野沢菜の播種の仕方と間隔、生育の状況、消毒の回数や方法、間引きの有無、収穫の仕方など色々と質問をされていました。


 特に野沢菜栽培は収穫が大変ですから、新津さんのところで考案した収穫後の野沢菜をまとめてから縛る箱の様な道具には、おじさま倶楽部の皆さんは関心を持ち、みんなで作って収穫の効率を上げたいと検討していました。




 長野県八ヶ岳山麓・小海町で契約栽培をしていて、標高1000mに近い野沢菜畑で栽培された「みずみずしい野沢菜」はとても美味しそうに見えました。きっとこの研修により、おじさま倶楽部の皆さんは、より一層商品価値の高い野沢菜を栽培されることと感じました。


 次は黒澤酒造 酒の資料館に寄らせてもらいました。この資料館は、明治・大正・昭和の酒造の歴史を探り、脈々と時の中に生きた先人たちの知恵とロマンをよみがえさせる酒の資料館でした。




 平成2年に開館した酒の資料館は、金沢遊子(2014没)作。創業当時の酒造りの様子を再現した手作りの人形や、精米・洗米・米を蒸す・麹を作る・仕込み・搾りそして販売と、機械化こそされていますが基本の部分は変わらない酒造りの様子が展示されていました。








 2階には、多くの様々な酒器や古民具などを展示してあり、安政年間以来の酒造りの歴史をその当時の器具類を通してうかがえることができました。我が生坂龍翔太鼓の幕や太鼓の絵などを描いていただいた金沢先生の作品を見ることができて嬉しかったです。








 昼食後には、「ぴんころ地蔵」を拝むことができました。佐久地方は日本でも有数の長寿の里で、水田では佐久鯉の養殖が盛んです。今でも佐久地方にあって、豊富な川魚は大切なタンパク源であり、肥沃な大地から採れる野菜や果実など自然の恵みは健康長寿の秘訣であり、ぴんぴん(健康で長生きし)ころり(寝込まず楽に大往生する)という願いから「ぴんころ地蔵尊」と命名、建立されたお地蔵さんを拝んで、お年寄りはニコニコと輝いているとのことでした。




 最後は、中部横断自動車道佐久南I.C正面に位置している「道の駅 ヘルシーテラス佐久南」を視察しました。季節ごとに、レタス、キャベツ、ブロッコリー、ミニトマト、白菜など多くの種類の野菜やトルコギキョウ、アルストロメリア、カーネーションなど花卉も品ぞろえ豊富で、今は佐久市発祥の品種、「サンプルーン」が多く販売されていました。




 また、佐久平で採れた野菜や果物などを使用した加工品も豊富にあり、信州を代表するお土産物やお蕎麦をはじめ、信州限定物や当道の駅オリジナル商品など、たくさんのオススメ商品を取り揃えてありました。




 ここは、重点道の駅にも選定され、災害時には防災拠点としての役割も担っています。多くのお客様がお越しになっていましたので、我が「道の駅 いくさかの郷」も負けずに頑張らなければと感じました。


 おじさま倶楽部視察研修に同行させていただき、おじさま倶楽部の皆さんが取り組まれています「信州ひすいそば」と「野沢菜」の栽培の視察研修は、視察の対応をしていただきました栽培農家の皆さんの栽培方法等が勉強になったと感じましたので、引き続き皆さんで力を合わせて、生きがいづくりと生坂村の活性化につなげていただきたいと思います。


▽ 毎朝恒例の写真は、一泊二日の視察でしたので22日(火)朝山清路に行き、新山清路橋付近の風景を中心に撮影しました。
山清路の風景







 その他生坂村では、中学校でかしわ祭前日準備、上生坂B班の皆さんの元気塾、敬老訪問などが行われました。