② 実物コピー 1/2
【育鵬社】
【自由社】
<↓再掲>
【東京書籍】
【帝国書院】
おととい、JC(日本青年会議所)佐賀のフォーラムで「中学歴史教科書比較と採択の仕組み」についてほんの少しお話したところ、「こんなに教科書の中身がちがっているとは思わなかった」という感想がありました。
この感想は当然のことで、中学生のときに、”自分が使っている(=使わされている)教科書以外の教科書を読んだ学生” なんて、まずいないからです。また、大人になって2社以上の中学歴史教科書を全文きちんと読み比べる人は、数千人ほど/約1億2500万人、ではないでしょうか。
「きちんと読み比べる数千人ほど(推計)」とは、①文科省検定担当官、②教科書採択のための調査研究機関の調査員3000人ほど=全国581採択地区(h26)の中学社会科教員:581×5人ほど+都道府県教委の47×数人の200人ほど)、~以上は必須の仕事として~ /③(とても仕事熱心な)教科書会社の編集・営業担当者の一部、/④日本の中学歴史教科書の内容に ”非常に特別な興味関心(や危機感など)” をもっている日本人のほんの一部と、同、敵性あるいは競争的外国人のほんの一部。たぶん、計数百人ほど、⑤教育学などの研究者や教育評論家などのほんの一部、⑥報道機関で教育・政治・文化などを担当する記者や、フリージャーナリストのほんの一部、⑦その他。
※いくつかの教科書をざっと(ぱらぱらとめくり)、あるいは、表紙と目次くらいは読み比べる人=教科書採択委員(6000人ほど:581×10人ほど)の一部。
(《ほとんど委員は、上記「調査員」の報告資料を読んだり、採択委員会で報告を聞くだけ》、という実態は、関係者にはよく知れわたっている。)
具体的でなければ真の説得力はなく、採択の仕組みと実態についてどんどん詳しくなってしまう(※ある採択地区の「教科書調査員」を3回勤めました)ので、次回に少し触れて、そのうち、独立した<脱線>記事にすることにします。
~次回、実物コピー2/2 +α~
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