食べ物日記   元気 一番

健康へ気配りしながら主に食事を!

山口県上関原発の影響は?

2022-12-25 10:37:49 | 予算の使い方

  安全神話はもうない

 山口県に上関原発を新設しようとの計画が中国電力にある。福島原発の事故以降計画の動きは少なかった。一方、福島県にある原発は廃炉が決まり、他の原発には事故より学んだ安全性向上策を上乗せした改造がなされた。そして2021年3月には9炉が稼働中と、ネットに。

2022年12月23日中国新聞1面に政府が脱炭素化に向けた基本方針を決定したとの記事。原発の運転期間60年超への延長や建て替えが盛り込まれているとも。現在、日本には15の場所に33の原子炉が建っている。上関原発計画は場所と炉数とが共に増加されるものとなる。

福島の原発事故後に新規制基準が作られた。この基準に従って原発は見直しされたという。原発から30㎞圏内の自治体は緊急時の避難計画をつくることになる。さて私は上関原発から一部が30㎞圏内となる岩国市に住んでいる。原発事故の教訓が2点生かされていないと考えられるため心配している。1つ、排気ガス 上関原発の放射能を含む排気ガスは360度どの方向へ流れても近くの本州・四国・九州へ着地することになるよう。2つ、排水 放射能を含む排水を流す場合、場所は内海の瀬戸内海となる。

同日の新聞によれば、上関原発建設計画位置近くの祝島「島民の会」は「上関原発を建てさせない」考えを持ち続けている。最後に、新しい場所に造る原発について。原発は、緊急時が発生する前提となっている。現在原発は15場所に建設されている。これからは緊急時が発生しないとした、これまでと違う。従って、場所は15より数を減少させる計画が必要と思われる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「鎌倉殿の13人」を見て

2022-12-19 10:40:08 | 社会・平和

 死のシーンは?

 最終回を迎えた大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。平家と源氏との競い合いは戦後世代の私にとって、縁の薄いものだったが、流れるストーリーを面白いと感じながら見る事ができた。

 戦いの時代だから当たり前なのだろうが、簡単に都合の悪い人を除く「殺人」には時代や環境の差を理解する前提がなければ、ゆっくり見ることができない。中でも理解が難しいものが、最終回に2つ取り上げられていた。

 1つは、後鳥羽上皇への反旗。天皇家を敵として戦う事は「正義」のある場所に迷いがあり、鎌倉は自分達側にあると考えることができたのだろう。「北条義時の首を出せ」は私利私欲を出さない彼を見て、正義は義時にある、従えば鎌倉はこれから京都の言いなりとなると考えることができた。2つは、義時の死は薬を渡さない姉の北条正子が導いた。まさに殺人。正子は隠岐の島に流された後鳥羽上皇の孫が天皇になる事を、阻止しようとする義時に対して「あなたが手を下さず、対応を子の泰時に委ねなさい」という。義時への愛があった。義時が死んでドラマは終わった。

 この大河ドラマには死の場面が沢山あった。印象深いものであり止むを得ないものだろうなとどこかで考えていた。ウクライナへのロシアの侵攻による多くのウクライナの人の死が、死への感覚を麻痺させたのかもしれない。しかし義時の死の場面は、「死」はこのようであってはならないと改めて思い起こさせてくれた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月山富田城跡

2022-12-05 19:26:11 | 今日の出来事

   2022年11月28日写す

 1997年NHK大河ドラマに毛利元就が取り上げられた。元就の出世にブレーキを掛けた人物が40才年長の月山富田城主尼子経久。経久は1458年生れ、1486年富田城に入る。1537年家督を孫にゆずり、1560年他界している。そして1566年尼子氏が富田城を開城。

 毛利元就は1526年29才の時、尼子氏を離れ大内氏と旧交を復す。1540年尼子氏に攻められるも勝つ。1565年4月、尼子氏の富田城を攻める。翌年11月富田城開城。1591年30才の吉川広家が富田城へ入る。1600年広家は周防岩国へ転封、堀尾吉晴が富田城に入る。

 私は周防岩国に住んでいる。このような歴史を持つ富田城跡にずっと興味をもっていた。その富田城跡を説明するテレビ番組があり、入口の資料館にだけでも行きたいと焦がれていた。やっと、先月末近くまで来ることがあり、少し登った御殿跡にまで来た。また、資料館では吉川広家がこの地へ賭けようとした志を垣間見ることができた。

 尼子経久、毛利元就、吉川広家とこの地との縁が繋がっている。良い地域にしたい、強い経済圏を作りたいと考えたろう。そんなことを想像しながらしばしの散歩を楽しんだ。きっと吉川広家の若さを高齢の二人は羨んだことだろう。

 限定された時間で、いかに富田城跡と触れ合うかを以下の方に教えて頂き有難く感じました。資料館の責任者の方そして偶然乗り合わせた地元出身のタクシー運転者の方にお礼申し上げます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原子力発電所の研修旅行

2022-12-01 09:26:39 | 予算の使い方

 島根原発

 研修旅行に参加した。中国電力島根原子力発電所の説明を聞いて、私達が住む岩国市近くに計画されている中国電力上関原子力発電所について考えたいという。

 島根原子力発電所では、鉄筋コンクリートで造られた原子炉格納容器は地中の岩盤に届く基礎をつくりその上に乗せられている。そのため地震の震度は周りと比べて半減されると説明された。震度6は震度5.7程度の数値となる。

 上関原子力発電所の30km範囲に、岩国市の一部が入る。また偏西風はこの発電所から風下の岩国市方向へと進む。さて、調べると、地中にある岩盤は上関原子力発電所の場合にはユーラシアプレートとフィリピン海プレートとの影響を受けている。勿論、原子力発電所の付近には断層があってはならない。最近のニュースには熊本県での地震発生が多い。ユーラシアプレートの同じような位置にある二地点は断層の方向が同じであり、繋がっていそうにも感じられる。

 福島県の悲しさを経験したくない。想定外との言葉を聞きたくもない。国は設備を、40年を使用期間の原則と決めた。各電力会社が考えるのではなく、国がこの場所であれば地盤に不安はないと自信の持てる場所。既存設備が存在する2から3カ所程度の場所に原子力発電設備を集約してゆくことを進めてはどうか。改めて集約を考えて欲しいと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする