食べ物日記   元気 一番

健康へ気配りしながら主に食事を!

集団移住計画に

2021-08-20 21:06:42 | 予算の使い方

 弩弓 ルーモ人 ネット画像より

 弩(ど)弓(きゅう)を使う民族の生活をNHKが映像で追っている。中国の雲南省の2500m級の山中に暮らす。主食はトウモロコシ、弩弓で狩りをして暮らす。

 中国の南宋国に住んでいたルーモ人もモンゴル人の元国と戦った。南宋は滅び、ルーモ人は所払いとなったという。その後住む場所を求めて移動し、雲南省の山中に。以来800年ここに住む。弩弓による狩りは、30m離れたウサギの急所を射抜く。生活は村で、皆が助け合っている。獲物が獲れた時などは度々集まり、一つ鍋を一緒に囲む。トウモロコシで作るお酒を、竹のチョコで大の男が同時に二人頬をくっ付けながら飲む。習慣だという。

 現在の中国政権は貧困な民を集団移住させて生活を良くさせる政策を進めているという。この村も対象になっている。国は住まいなどの援助はするが費用の半分程度のようだ。自給自足で助け合って生きてきた村人たちは移住先のルールさえ理解するには時間が掛かりそう。気の利いた村人が解体した山中の各人の家に使われていた板を売ることを提案し、手助けした。これまで生活に必須だった弩弓は使用禁止となる。高齢の二人の親を抱える者もいる。生活費をどのように作りだすか。生活要領の変化にどのように対処するか。生きて行くことだけでも難しそうだ。

 小さい時から磨いたウサギの急所を射抜く弩弓の技術は役立つ時が来るのか。日本の明治維新や先の大戦に敗れた際に、多くの人たちが同じように途方に暮れただろう。今はその時の努力に支えられている。安定した日本の今に生きる私たちは「幸せなことだ」と心から思える。

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墓前報告

2021-08-17 09:15:23 | 予算の使い方

 感染症克服は難しい

 「お盆のお花」と言って、家内がホオズキを買ってきた。ホオズキは提灯にも似ている花だ。ネットで調べるとお盆の期間に飾り、お墓の場合期間後には片づけるという。手数がかかるようだ。

 お墓に行き掃除を済ませホオズキを花立に飾りつけてお参りした。お参りには報告と見守りお願いをする。自分たちのこと、二人の子ども達家族のこと、それぞれの生活環境のこと、今年は東京五輪が開かれた様子、数年影響しているコロナ禍などについて。最後にこのような中みんな元気に頑張っています。どうぞ見守って下さいとお願いする。

 そんな事をしていて、そう言えば「初めての経験だ」と思い当たった。私はすでに70年を超えて生きている。2020年の1月頃に日本で影響が出始めた新型コロナウィルス感染拡大に対し、「他人(ひと)との接触をできるだけ避けるように」と、対策が政府や地方自治体から出された。昨年の1月に当たるが、その時期地域自治会の役員で、3月には次へ引継ぐ準備に追われていた。とは言えなんとか3月に引継ぎができた。

 感染症拡大がこんなふうに、人と他人(ひと)との接触を制限し、そのため県を跨ぐ移動ができず、国を自由に行き来ができなくなる。世界じゅうの人が動きを止めて、感染が拡がらないように協力する。そして感染をしても病状が重症化しなくなるようなワクチンが開発されて、さらにそれが各国の60%以上の国民へ接種され大衆免疫として有効に働くまで、ひたすら待つことになる。この方法しかこの感染症を人が克服することはできない、と想像さえできなかった。辛い期間であり、すべての人にとって他人(ひと)と接触できない苦しい生活となることを。初めて経験して気付いた、この経験は人の存在に関わる特別なものだと改めて納得した。人社会は人と他人(ひと)との交わりによって成立できているものだから。100年間に1度程度の頻度で感染症は人類を襲うのか?発生初期に抑え込むことこそが大切だとしっかり教わった。

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お盆の入り

2021-08-14 21:30:56 | 社会・平和

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 ご先祖と今の家族とを繋ぐ祖霊信仰、ご先祖を供養するお盆。その始まりの日です。玄関に盆提灯を置き目印にするなどがなされたりします。

 目印といえば、玄関飾りをして歳神様が迷わないようにするとの年始行事を思い出す。歳神様もご先祖様の仲間かもしれませんね。さて、私の家では定年後からですが、お盆の期間は、仏壇にランプを灯すことにしています。

 お盆には地域で盆踊りをしていました。練習をし、準備をし、子ども達にも踊りを教える。青年団が中心となり、隣地域とも踊り子は行き来し協力していました。現在は80才前後になられる方達が活躍されていた姿や声を思い出します。しかし、広場がなくなり、青年団員は就職して少なくなり、この行事も今では無くなっています。

 私の家では、お盆に家族が集う日を踊りの夜に合わせたりしていましたが、父母が30数年前に亡くなり、いつの頃からかお盆に集うことをしなくなっています。転勤族だった私の心構えの弱さの所為でしょう。とは言え家を繋ぐこと、先祖を供養しお墓を無縁墓にしないことに、祖父や父母と同じように、できる限りの力を尽くしておきたい。残る家が、先祖が努力した愛情の集まりとも思うから。先祖を供養するお盆の入りにひと言⋯。

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老々介護

2021-08-12 11:25:15 | 社会・平和

 7月8日中国新聞に寺田明文さんの「老老介護の支援望む」との投稿文が掲載されていた。要介護の妻を絞殺した夫が、承諾殺人罪に問われた事件の判決に関するもの。自宅で面倒を見てきた夫もがんが再発し、じわじわ追い詰められたとの内容。同世代の投稿者はがんを患い、子どもはなく夫婦二人の生活者。高齢化が進み、信じられないほどの早さで介護を必要とする人は増えている。国には支援法を整備し介護生活が安心して送れるようにして欲しいと結ばれている。

 私は現在民生委員をしている。お年寄りとお話しすると、老夫婦と孫と三人で、また子どもが定年後帰って三人で生活しています、との紹介もある。介護するのはまだ先のことだが、介護を二人でできる環境がここにはあると心強く感じる。

 私は親子が同居し易い法整備をして頂きたいと望んでいる。少子化、高齢化の対応策の一つにもなるのではないか。また、親の家を子のうちの一人が引継げば、地域の過疎化対策の一つにもなるのではないか。もちろん老老介護時にも、子や孫は手助けしてくれるだろう。

 子どもが平等に相続する制度が、一人への集中相続を阻む。平等とは親への介護を平等に負担する前提である。介護は親の財産の多寡に関わらずの子の責任だ(民法730条、877条第1項)。遠地に住んで介護ができるのか。相続制度と権利平等とについて議論をし、法の見直しを期待したい。

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レスリング女子川井(妹)さんの金メダル

2021-08-05 23:25:31 | 今日の出来事

  優勝決定に

 

 思い出します。「巨人の星」「柔道一直線」。星飛雄馬は父親がピッチャーとして小さい時からスパルタ式方法で育てる。柔道は先生が素質を見込んだのか、やはりスパルタ式方法で強く育てる。

 さて、川井友香子(妹)選手が五輪62㎏級で金メダルを獲得した。選手選考の2019年世界選手権に銅メダルを得て出場が決まる。喜んだという。しかし今の実力では頂点には立てない。体力を上げることが必要だと自分で判断できたという。足腰腕などの力を強くするメニューを加えて励む。そのことにより体重は2㎏増えた。現在と当時とをテレビ番組が写真比較していた。見ると確かにふっくらしている。決勝戦では相手と力負けはしていないと、私にもわかった。戦いは3ポイント(P)から終了間際に2P取られてリードは1Pだけとなったが、確かに勝利した。

 両親も兄弟もレスルングをしている家庭環境という。しかし本人は明るい性格のようだ。50才年齢は違い、スパルタ式教育方法を良くないと断定しない世代の私だが、上手に育てられていると感じることができた。結果をすでに得て、素晴らしい。

 ふと思い出す。星飛雄馬にはお姉さんがいる。父親からスパルタ式方法で期待される弟をそっと陰から見守り支えていた。このお姉さんが父子を輝かせているようにも感じていたことを。現在、女性がレスリング選手、大きな変化だなー。

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