円の価値は76%へと低下‼
低金利を継続するとは、どんなことを意味するのだろうか。心配だ。この政策は安倍元首相が経済政策として始めた。2度目に首相になった年、2012年の12月頃から。もう長くなっている。
日本の国内総生産成長率を目標値に近づけるため。方法は日本紙幣を発行し続けて社会に紙幣を多くする。すると物価はあまり上がらない。国民は買物がし易い。このような考えと記憶している。
財政法の内容に、収入を国債発行に依る場合には「赤字国債は控えなさい」と初期にあったという。理由を調べると「国の歳出は、公債又は借入金以外の歳入を以て、その財源としなければならない」との健全財政方針。さらに戦争時の財源実績がこの赤字国債多発であることだと。
戦後まもなくに生まれた私は、「戦前や戦中に努力して貯めたお金は物価が大きく上がり役に立たなかった」と残念そうに話す親を知っている。赤字国債の大量発行は健全財政から逸脱して他国からの信用をも失うことになるようだ。
低金利であるため、長く続いていた1ドル110円程度のレートは今日136円程度になっている。正常域を超えた円安状態だと思われる。円の価値は約76%だ。心配である。