FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



なかなか予測がつきにくい状況でトレンドを見通すことが難しいが、ドル高の気配は続きそうだ。米朝首脳会談が次にひかえたイベントとなるが、トランプの発言を聞いているかぎり、かなりの妥協で、形式的にも会談の成功を演出しそうな雰囲気だ。前のエントリーでは、自分の個人的感情では、独裁者に好感を持てないと書いたが、過去の歴史を見れば、国内で膨大な数の死者を出している毛沢東や、結局誤りだった大量破壊兵器を口実に、イラクを破壊したブッシュ大統領など、大国の指導者というだけでいわば免罪されて、歴史に名を残している人物は多い。結果的に、金正恩が歴史に名を残す人物になる可能性もないわけではない。先にいって過去と同じ詐欺的な結果に終わるか、良くも悪しくも本当の歴史の転機になるかはまだわからないが、今回の米朝首脳会談がとりあえずの「成功」となるような気がしている。

ということで、しばらくはドル円は109円台で動くと想定しており、押し目は買いとしたい。ただ、突発事も予想され、連休中は仕掛けも入るため、基本はトレードは少なめに、連休は遊び中心としたい。ブログの更新も連休中は基本お休みとさせてください。




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歴史的な朝鮮半島の南北の融和プロセスが進行中である。数週間前からこの方向性が見えてきたあたりから、ドル円上昇の気配が見え始めてきており、今後も米朝会談に向けて、ドル高が強まると考えられる。ドルストレートも、ユーロドル、ポンドドル、豪ドルドルいずれも大きな相場になっている。ただ、ドルストレートに乗ることができた人は少ないと思う。むずかしい相場だ。
 
南北融和は、当面の戦争の危機から脱するという意味では確かによいことだが、国内を収容所だらけの強権政治で抑圧し、親族を皆殺しにして政権の座を維持している人間が表に出てきて善人のような顔をしていることは、個人的には不快感が強いばかりである。1938年、ヒトラーのナチスドイツが、チェコスロバキアの一部を要求したのに対し、戦争をきらったイギリスのチェンバレン首相らはその要求を飲んだ(いわゆる「宥和政策」)。チェコは蚊帳の外に置かれた。しかし、翌年、力の弱ったチェコ等の東欧がナチスに占領され、ナチスのポーランド侵攻とともに第二次世界大戦開始となった故事が思い起こされる。これで米朝国交回復・在韓米軍兵力削減となると、朝鮮半島において中国との力のアンバランスが生じ、極東に新たな火種ができたと言えなくもないだろう。
 
自分のトレードは、ドル円の短期ドル買いで回している。中長期ではなんとも言えないので、ごく短期で買ったり売ったりで回すトレードである。

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今日も10年債は続伸のようで、ドルストレートはいずれも強いドル高。ドル円もややドル高の展開だ。現状分析は昨日書いたとおりだが、短期は、この不思議なドル買いの波に乗るのがいいと思う。ドル円では、日足が左右対称になる110円がまずはメドになるだろう。ただ、豪ドルドルなどは下方ブレークしそうであり、ドルストレートそれぞれのテクニカルや、ドルインデクスのテクニカルにも注意しておきたい。
 
ドル円は、短期のドル買い(押し目買い)で進めている。

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ついに10年債利回りが3パーセントに到達したようだ。4年ぶりのことである。P&Fでも上方ブレークしており、しばらくは上に行く可能性が高いと思う。これは明らかにドル髙に働き、ドル円については、円安にも働くため、ドル円の上昇につながる。しかし、一方金利上昇は,景気を冷やす方向にも働くため、株価には悪い影響を及ぼす可能性がある。実際、リスクオンのムードの中で株価だけはさえない動きになっている。ここで折り合いを付けて、株価がじわじわと上昇するか、下降に転じるかで、ドル円の方向も決まるだろう。ここしばらくのドル円は北朝鮮が落ち着いて以来、円売りが出てきているようなので、もうしばらくは上昇する可能性が出てきたと思われる。ただ、それは、近いうちに頭打ちとなり、株価とともに再度下落に転じるということで考えていきたい。次の売りの場所を模索したい。
 
昨日のエントリーで書いたように、109円台からのコアショートは108円で買い戻したのだが、今日の109円オーバーを見て、判断は正しかったと思う。とは言え、毎度のことながら、もったいないことであった。しかし、これが相場というものだろう。当面のトレードではショートはしばらく封じて、短期押し目買いでいくつもりだ。今日はまだノーポジだが、しばらくは短期でロングで回していきたい。

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妙なところでドル高となってきた。10年債が2.9のレジスタンスをブレークしたのが大きいと思う。次は3.0を越えれば、ドル高がさらに加速しそうだ。ずっと、10年債を指標にトレードしてきているので、ここで3.0を越えるかどうかは非常に大きなポイントとなる。ドルストレートは、ユーロ、豪ドル、ポンドともまだ決定的なブレークはしていないし、ダウもどっちつかずの動きをしているので、現状、10年債とドル円だけが先走っている形になっている。ここはおおきく張る場面ではないと思う。

自分のトレードは、長期の分も含めてほぼノーポジ。ドル円108を越えたところで決断した。前回の108円から、104円台までの往復での収支はそれでもプラスで来ているので、よしとしたいと思う。下でもうすこし利食えていればさらに良かったが、それはとてもできることではないので仕方ない。ここからは、一旦110円くらいまで上げてからのダウン、あるいは、更に上に行くと見せかけてのダウンと、二通りのシナリオがありそうだ。まだどちらとも言えないので、もう1日は様子見としたい。


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先週もドル円の動きは少なかったが、徐々に上昇する方向だった。注目の米国10年債利回りも2.9パーセントのレジスタンスを超えつつあり、だましでなければ、上方ブレークの可能性がある。原油の上昇もリスクオンの方向。しかし、ダウはむしろ下落気味で、債券や為替とは逆の動きだったと言える。
 
来週の見込みはそういうことでつけにくいのだが、ドル円が108円を超えてくるようだとさすがに見通しは一旦ニュートラルにせざるをえないだろう。現状は短期は小さくショートでトレードしているが、そこを変更することになる。ただ、ダウの5月下げという可能性も十分にあるので、もう少し様子見をしたい。

北朝鮮情勢は、南北の連携ブレ—で、朝鮮半島の核戦力を保持したまま、米国との平和条約締結の方向性を模索しているように見える。日本にとってはあまりうれしくない状況だが、すぐに戦争となるのはそれ以上によろしくないので、日本の不利な状況はあきらめざるを得ないのかもしれない。

ということで、来週のトレードはまずは様子見で。


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二日間横ばいだったダウは今日はやや下げ気味だ。まだ日中なので終値でどうなるかわからないが、全般にドル高・円高に振れつつあることもあり、今日はマイナスで終わるのではないか。客観情勢は全体的にそれほど悪くはないように思うが、その割には、リスクオフが進まない相場になっており、頭打ちを感じる。また、銀行株指数の不振を指摘する論も見かけた。全体として、いまだ、ドル円におけるドル安の傾向は続いていると見ている。

今日は昼間にコメントしたように、ドル円107.4から再度売っているが、どこで回収するかが悩ましい。とりあえず、ダウがまた数百ドルの幅でダウンする波動を待ちたい。連休入りと同時に、Sell in May, and go away.の格言通りの動きとなりそうな気がしている。


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ちょっと落ち着いたかと見えたシリア情勢だったが、ついに軍事攻撃の開始となった。ただ、マティス国防長官の言では、「今回の空爆は終了した。This wave of airstrikes is over.」とあり、とりあえずの作戦終了とも見えるが、トランプの言では「シリアの化学兵器使用の停止を確認するまで作戦は終わらない」とも言っているのでニュアンスの差が感じられる。いずれにせよ、ロシアの出方なども含めて、すぐに情勢が安定するとは思えない。トランプの「ミサイルが飛んでいくぞ」のツイートから始まった今回の攻撃だが、ロシアもロシアで、いろいろと話題となる女性報道官のフェイスブックでかなり詳細な応答を行っている。まさにSNSの上で世界情勢が展開するのだから、これぞ21世紀の戦争ということなのだろう。
 
ドル円の月曜からの相場は読みにくいが、あく抜けでリスクオンというほどのことはないのではないか。逆に大規模なリスクオフも考えにくく、警戒感が続く中での相変わらずの106円から107円というあたりの動きと考える。とにかく、情勢は不安定なので、何が飛び出すかはわからない。月曜からを良く見て、短期トレードには臨みたい。






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一週間上下を繰り返してきたドル円だがシリア情勢の一旦の安定化でリスクオンとなっている。何かというと円売りが出てくるところが、ちょっと相場つきが違ってきたところである。

ちなみに、自分はStockchartのBASIC会員で有料会員(最近の言葉では「課金している」)なのだが、この会員になると米国10年債の10分足のチャートが見られる(注)。これは結構便利である(最近のチャートをここに貼った)。細かな動きはかなりドル円に連動しており、これでドル円のトレードがすごくやりやすいというのでもないが、10年債のテクニカルから、ドル円の方を類推することはある程度可能である。現在は10年債はひとつのレジスタンスに達しようとしており、ここを破るとドル円108円台も見えてくるという微妙な局面だ。ちょっとドル円トレードは様子見したい。ただ、その上に2.9パーセント半ばのさらに強いレジスタンスがあり、ここを破ることはなかなか難しそうに見える。このあたりが5月の下降(セルインメイのリスクオフ)の切っ掛けになりそうだ。
 
自分のトレードはコアショートは残していったん様子見。ここからの動きをチェックして再度動きたい。

(注)正確には1分足から月足まで見られるのだが、よく見るので10分足のバーチャートを掲示した(ローソク足も、もちろん可)。

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ドル円の底打ち反転を予測した円売りと、米国材料のドル売りとが107円で拮抗している動きとなっている。折からオプションの期限も迫っているらしく、余計に神経質な動きになっているようだ。自分としては、前から考えているように、ここは米国ネタが強いと考えているので、ドル円はショートでトレードしているが、これだけ往復すると、ロングでもいけるだろう。お好きな方でということになる。笑

さて、昨日も書いたように、中期的には、まだドル円下降シナリオを保持している。本格的にダウや米国長期金利が上げ始めるまでは、ドル安シナリオに乗っている方が、勝てる確率は高いと考えるのである。中国との貿易問題は、トレードの上では単なるノイズだと思うので、今日の午前のようにそれをネタにした円売りは格好のショートの好機だと認識している。

(追加)
あと、米国金利のイールドカーブをごらんいただきたい。一年前と比べると、極めてフラット化が進行している。FEDの前任のイェレンは、このフラット化は不景気とは関係ないと予防線を張っていたが、本当にそうだろうか。




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