歴史的な1日が終わった。トランプが勝ったのか、金正恩が勝ったのか、どこに焦点をあてるかでその答えは違ってくるが、「非核化」の言葉だけで、米朝首脳会談を実現し、世界に政権が正統であることを示せたのだから、表面的には、やはり金正恩の政治的勝利と言えるのではないか。ちっぽけなロケットマンが、国際政治のヒーローとなった瞬間であった。ただ、共同声明で示された実質的進歩は明らかに少ない。すべては今後の北朝鮮の出方にかかっていると言えるだろう。
相場の方は、まだこの事態を消化しきれていないようで、動きは緩やかである。この後、また米国の金利の動向などもあり、しばらくは方向性のはっきりしない動きになるのではないか。当方も、軽くユーロドル売り、今日からは、軽くドル円買いで、ドル買いペースで様子をみたい。まだ、どちらかにトレンドが出るかどうかは判別しがたい相場である。
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