注目のトランプ演説だが、一言で言って内容がなく、彼の知的能力の低さばかりが目立つものだった。選挙結果の受諾演説がしっかりしていたのに対比してだめなものだったのは、原稿ライターを交代したのか、今回はライターに頼らなかったのかなどと思ってしまう。いずれにせよ、これでは経済政策については判定しようがないので、警戒感からドル売りになったのは当然だろう。ただ、ユーロの上昇はさほどでもなかった。また、株価の方がそれほど下げなかったことで、日本株の下げも限定的になるのではないか。
為替の水準としては上昇のひとつの起点となった114円台まで下落したので、テクニカルではひとつのメドまどは落ちたと言える。6日のエントリーに書いたあたりとなったので、ひとまず114円後半では買いを入れた。ただ、もう一段112円くらいまでの下落リスクはあるとみるべきで(その前にレンジになったあたり)、114.23の今回安値を切るようなら、いったん損切りして次のサポートでの買いを考える予定だ。ファンダメンタルズからも就任後まではまだ落ち着かない相場になりそうであり、逆にとりあえずかなり戻したら利食いしておきたいものだ。
| Trackback ( )
|
トランプ演説に対するやまはさんの感想、まさに我が意を得たり、です。当面リスク資産に対して強気になれないと感じてしまいました。
これからもブログ楽しみにしています。
ありがとうございます。
トランプ発言、なんとも頼りないですね。英語がわかりにくくてうまくわからず後からの解説で知ったところも加えるとさらにおかしな演説ですね。例の「#goldenshower」ネタに反応して「隠しカメラには気をつけている」とか「潔癖症だ」とか言うのはまったくおかしいです。事実だと認めているような話ですね。笑
とにかく、経済スタッフがまともに動き出すまでは心配ばかりです。
オバマ大統領の最終演説は皆がチェンジで締めくくりオバマさんは演説がうまいですね。民主党の歴代大統領はやはり理念が先行していく感じがします。
それに対して共和党大統領は現実を見つめて
それに如何に対応していくかを重視しますのでいわゆる経営者感覚の感じです。
トランプ氏は演説もお世辞にもうまいとは言えませんが、実務にはこれでいいのかもしれません。
日本にとってはやや厳しい政権かもしれませんがそれが米国の政治制度ですし、2つの大きな選択肢の有る米国は日本人にはうらやましく感じます。
これは円高要因になっていくんですかね…?
円高ムードが急に高まってきました。
しかし、やまはさんはドル円ロングに確固たる自信を持っているように感じます。
これは何故ですか?ファンダメンタルズを無視するほど
ドルインデックスが強烈なのでしょうか?
トランプはレーガンを目標にしているんでしょうね。Twitterでも写真をアップしてましたしね。
もう難しくて・・さん
中国・メキシコ・日本、といつもセットで出てくるのですが、これはあまり意味のないものでしょう。かれの口癖です。
Unknownさん
そんな気分になりますね。文明の衰亡。
かぺかぺさん
ファンダメンタルズからもドル高はかなり確率が高いと思います。
(前にご指摘のあったドルがないと財政もできないこととか、国境税とか、いろいろ)
現時点は一時的な逆行だと思っています。(もちろん、現時点での見解ですが)。あと1週間から2週間を見ています。