FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



ドル円、相当に難解な相場だ。

テクニカルからはレンジ下限での下探り。ただし、110円は固そうだ。反発すれば強く上昇もあり得る。

ファンダメンタルからはいくつかの要素がからまってくる。

1 中東リスク・・ユーロ安・ドル高
2 トランプの経済無策・・ドル安
3 万一の北朝鮮リスク・・超円高
4 安倍政権崩壊リスク・・円高

現時点では1をもっとも重要視すべきだろう。よって、テクニカルの面も合わせると、短期ドル買いということで、雇用統計からはドル円ロングとしている。少なめなので週をまたいでしまっているが、111円中程までいけば間違いなく利食いたいところだ。

トランプの巡航ミサイル発射はまさかと思われていただけに効果抜群だった。人質にとられた形でミサイル発射を「見学」した習近平には屈辱的なものだったのではないか。限定的な攻撃で中東情勢にただちに大きな影響は及ぼさないと思われるが、世界の警察官をやめるはずだったトランプが動いた意義は決して小さくないだろう。今後これがアジア情勢を含めどのように影響してくるかを注目してみたい。

なお、今回、通常兵器による限定的空爆というオプションが使われたのは大きいだろう。対北朝鮮にも、それならば可能性がある。特定の核関連施設を、バンカーバスターGBU28のような地中貫通爆弾で攻撃するという方法はあるだろう。ただ、同時に金正恩を消せないと、通常兵器による、韓国や在日米軍基地への反撃、日本国内での化学兵器テロ等も予想される。むずかしい判断となるが、こちらのリスクも考えていきたい。この場合は3に書いたようにただちに10円幅での円高になると思われる。





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