JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

HV-7(多バンドホイップ)で28MHz(コイル縦向き装着)の測定&調整_240503

2024年05月04日 20時53分22秒 | 多バンドアンテナ

元々欲しかったリグだったとは言え、計画性無くFTM-500DSを購入したことによって発生した取り付けなどの立ち上げ作業&手続きを割り込ませたために、中断していたHV-7関連の測定や調整だが、間も無くハイバンド国内シーズンが始まる時季でもあるため「コイツら、GW中に終わらせよう!」と決め、5/3(金)朝から始めた。

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■測定条件など
 ・モービル   :シエンタ天井にシステムキャリア
 ・アンテナ地上高:実測で約1.8m
 ・装着コイル  :垂直方向に28MHz用のみ
 ・アンテナ基台 :パイプ基台(COMET_RS-215)+自作パーツ
 ・同軸ケーブル :28MHz用アンテナチェックケーブル
 ・アース    :アンテナ測定用MAT50、装着状態はこんな感じ
 ・測定器    :アンテナアナライザー(COMET_CAA-500MarkⅡ/改)
 ・その他    :ほぼステルス処理済み、帯域はSWR≦1.5の範囲、ねらいf0=28.510~28.520MHz付近
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おそらく購入時はL=224mm(←手元に多く残っている未使用エレメントの長さ)がデフォルトエレメントだったものと推測するが、今となっては確認が困難だ。そこで、他のエレメントの中で使えそうな長さを探したところ、L=201mmにカット済みの使い差しエレメントがあったので、それを挿入長さMAXにして測定。結果はf0=25.051MHz、SWR≒1.6、Z≒78Ω帯域無しであった。余談だが、この時点でインチキ24MHzプランは強制ボツだと知ることになる。(笑)

この先はf0を3MHz以上高くしていく必要があるため、-31mm、-30mmと、両頭グラインダーで切断&削り落とす度に測定し、単位長さあたりの周波数変化値を計算。結果、概ね40~42kHz/mmと見込み、更に-20mm切断&削り落として測定。結果はf0=28.480MHz、SWR≒1.17、Z≒58Ω、帯域=28.271~28.609MHz(28.480MHz±169kHz)であった。

手前味噌ながら、「かなりイイ値まで持ってこれた!」と思い、1mmを超えないように微調整することを決めるも、結果的に-1mmとなってしまった。仕方が無いので、これで測定。結果はf0=28.521MHz、SWR≒1.15、Z≒58Ω、帯域=28.307~28.735MHz(28.521MHz±214kHz)となり、調整終了とした。

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最初のお試しと言うか現状把握測定によってf0を3MHz以上ずらす状況を目の当たりにし、以降のプラン決めを含む作業時間が予定より多くなった。何とかAM中に3本のコイルを調整したいと思っているので、引き続き21MHz用コイルの調整を行っていく。


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