たか爺のワンダースクール通信

「センス・オブ・ワンダー」をキーワードにした野遊び教室「自然体感塾ワンダースクール」の活動記録とお花中心のブログです。

里山体験プログラム「タマネギの収穫と牛丼作り」

2014年06月05日 | 国分牧場

 6月1日(日)は、里山体験プログラム「タマネギの収穫と牛丼作り」で東松山市の国分牧場へ。約300頭の肉用牛を育てている肥育農家さんですが、現役子育て世代の若いご夫婦が平成23年11月に牛肉の直売所をオープンし、「食育」をキーワードにした親子向けの農業体験プログラムもスタートさせています。
 たか爺としては、ぜひ親子で体験してもらいたい魅力的なプログラムなので、今年度はとりあえず、国分牧場さんが開催されているプログラムに20名ずつワンダースクール用の枠をとってもらって、5回ほどお試しで参加させてもらう予定でいました。ところが、年間予約ではあっという間にキャンセル待ちのご家族が2桁台に…。ものすごい人気です。
 改めてご相談させていただいたところ、5回ともワンダースクール専用の日程にしていただけることになりました! 本当に感謝です。最終的に60名まで受け入れてもらうことができたので、第1回目となる今回はキャンセル待ちのご家族も0になって、何よりでしたね。

S20140601rimg3041kasenjikinoyagisan S20140601rimg3060yagisanto

 「牧場」というと、高原の牧場をイメージされていたご家族もいらしたようですが、牛舎のほうは少し離れた場所にあって、口蹄疫の関係で人の立ち入りはできません。でも、牛肉の直売所が併設されているご自宅の裏側は、市野川の河川敷になっていて、3頭のヤギさんたちが放牧されています。「国分ヤギ牧場」となっているわけです!?
 上の画像に写っている建物がご自宅で、すぐ左のちょっとこんもりと木が茂っている所の奥が、みんなでお料理したりお昼を食べたりできる素敵なお庭になっています。そのまた左側に、今回タマネギを収穫させてもらった畑もあります。建物側から撮っておかなくて失敗しましたが、河川敷はとても広くて、早く到着してしまったご家族たちは早速ヤギさんたちと遊んでいましたね。
 お天気にも恵まれましたが、「真夏日」にはならなくても…。なんて、文句を言ったらばちが当たりますね。でも、暑かったなぁ…。

S20140601rimg3056kuwanomitumi S20140601rimg3044nayokusafujinimaru

 河川敷にはクワの木もあって、クワの実摘みも。こんなに甘いクワの実は、たか爺も初めて食べました。ヤギさんたちも大好きなようで、子どもたちは自分で食べたり、ヤギさんにあげたりして、クワの実摘みにも大忙し!?
 ナヨクサフジが群生していてお花畑状態なので、ハナバチの仲間たちも集まってきていました。ハチとはいっても、直接手でつかんだりしない限りは刺されることもないので安心です。
 
川のほうは生きもの探しや川遊びができるような川ではなく、万が一子どもが落ちたら大変という感じで、たか爺としてはちょっと残念…。対岸では、ヘラブナ釣りの爺様たちが竿を並べておりました。

S20140601rimg3066hatake S20140601rimg3080tamanegisyukaku

 タマネギを収穫させてもらった畑です。
 当日はなんとキャンセルも0名! 20家族58名の親子が参加してくれました。こんな日って、ワンダースクール史上初めてかもね!? 人数が多いので、タマネギの収穫と牛丼作りは2回ずつに分けて開催です。 

S20140601rimg3075tamanegisyukaku S20140601rimg3131tamanegisyukaku

 国分牧場代表の国分さんに「タマネギができるまで」のお話をしてもらってから、いよいよ収穫体験のスタートです。この日参加してくれた子どもたちは、小学生14名・幼児13名の27名でしたが、タマネギは簡単に抜けるので、小さい子どもたちも楽しそうでした。

S20140601rimg3086tamanegi35tama_2 S20140601rimg3090tamanegisyukaku_2

 これで1家族分の35個! 「堆肥を使って無農薬で育てた安心で美味しいこだわり玉ねぎです。中晩生種なので貯蔵もできます。」とのこと。たか爺も役得でおみやげにいただいてきましたが、50個もありました。さち婆がせっせとご近所に配っておりましたが、ほんとにおいしいタマネギですよ。

S20140601rimg3115gyudonzukuri_2 S20140601rimg3113gyudonzukuri

 牛丼作りはタマネギの皮むきから。子どもたちはこういう作業が好きですよね。
 この子なら安心ですが、切るほうは慣れた子じゃないと見ているだけで怖いけど…。

S20140601rimg3101gyudonzukuri S20140601rimg3148gyudonzukuri

 牛肉も切ってもらいます。なんだか牛丼に使うのはもったいないようなお肉でしたね。しゃぶしゃぶ用!? もちろん、国分牧場さんの安心でおいしい国産牛肉です。なかなかいい手つきをしていた子どもたちは、普段からよくお手伝いもしているのかな?
 たか爺はネイチャー=アート関係のイベントの際に、「刃物は包丁で覚えればいい」という話をよくします。今どきわざわざナイフで鉛筆を削る必要もないし、ナイフの使い方を学ぶために竹トンボや竹ばしを作る必要もないわけです。包丁が使えて自分で料理することができるようになったほうが、男の子だって将来絶対に役に立つこと間違いなし!
 そういえば昔、『台所育児~一歳から包丁を』なんていう本も出ていましたよね。久々に「おすすめ本」に追加しておくかな。

S20140601rimg3141gyudonzukuri S20140601rimg3153gyudonzukuri

 タマネギを煮て、牛肉を入れ、味つけにはタレを使用。

S20140601rimg3157lunchtime S20140601rimg3160lunchtime

 とってもおいしい牛丼が出来あがり、ランチタイムとなりました。

S20140601rimg3163gyudon S20140601rimg3161lunchtime

 あっ、写真を撮っておかなかったけど(…)、タマネギスープもおいしかったです。お椀によそってからチーズを入れて食べたのは初めてですが、これはなかなかいけますねぇ~。

S20140601rimg3167gyunikunodekirumad S20140601rimg3175gyusya

 食後には、「牛肉ができるまで」のお話も。そのあと、牛舎のほうも見学させていただきました。野菜を収穫して、お料理して、食べるだけでも食育プログラムとしては充分に魅力的ですが、国分牧場さんならではの+αも付いた素晴らしいプログラムとなっております。

S20140601rimg3173gyusya S20140601rimg3176gyusya

 国分牧場の国産若牛が「美味しい理由」や「牧場の拘り」に関しては、国分牧場さんのホームページをご覧ください。当日お買い上げいただいた方もいましたが、ネットでも購入できますよ。
 気まぐれ更新のたか爺のブログと違って、国分牧場ブログにはその日のうちに当日の様子がアップされておりました…。こちらもご覧ください。
 次回は6月29日。今度はジャガイモを収穫してビーフカレー作りです。楽しみですねぇ~。やはり60名まで受け入れOKにしていただいたので、キャンセル待ちは0。あと6名まで受付OKです!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする