団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

雨のコンダクター Ⅰ

2011-01-01 17:56:39 | 音楽
                      雨のコンダクター Ⅰ


                                            2010年12月22日(水)

 「雨のコンダクター」は、「時空を超えた巨匠同士の夢の競演」とタイトルが付けられています。「競演」!
 巨匠とは、バーンスタインと手塚治虫のことです。



(以下、「である」体の部分は、書評等を合成したものです。)



 1973年1月19日、ワシントンのケネディホールでオーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団が登場し、ニクソン大統領就任記念演奏会が開かれた。同時刻、バーンスタインは、ワシントン大聖堂で有志のオーケストラや合唱団とハイドン「戦時のミサ」を演奏した。そこには、ベトナム反戦の思いが込められた。もう戦争は結構!雨の中にもかかわらず大聖堂は一杯で、中に入りきれない人のために、外でも聞けるよう急遽スピーカーが用意されたほどだった。人々がどちらの音楽を求めていたか。ワシントン大聖堂から溢れ、雨にうたれながらも帰ろうとしなかった12,000人もの群衆が全てを物語っていた。


 このミサがつくられた1796年、フランス政府軍がイタリア遠征を実施し、オーストリア軍を撃破した。
 手塚は作中で「ナポレオン軍に占領されたウィーン市民のはげしい怒りと国民の平和を乱された反発を込めた力強い作品だが」としたうえで、バーンスタインに「その意味は聴衆が感じ取ってくれると信じるよ」と語らせている。

 会場を苦々しげに横目で見るニクソンも登場する。




 私はバーンスタインの演奏を一度だけしか聞いていなく、それは1985年8月の「広島平和コンサート」でした。(ネットで調べると、6日と7日の両日あったのですが、どちらかは覚えていません。)
 何せ安かったので、とは言っても無理をして、大人2枚と子ども2枚のチケットを頼みました。全部で1万数千円くらいだったでしょうか。



 今はネットで当日のメンバー、演奏曲は勿論のこと、雰囲気等も調べることができますが、私が覚えているのは、当時13歳!の五嶋みどりと、バーンスタインが飛び跳ねて指揮をしたことくらいです。飛び上がるような指揮者他にいるかしら・・?



 当時10歳だった長男は、その後クラシックに目覚めましたが、この演奏会がきっかけになったのではないかと思います。なぜなら、今では無用の長物になったレーザーディスクを含めバーンスタインのソフトを一番沢山持っているからです。(親の私は、ウィーン・フィル、ディースカウとのマーラー「大地の歌」くらい。ベルリンの壁入りの第9のCDは長男に取られました。)




































コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« シトロン | トップ | タミフル »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

音楽」カテゴリの最新記事